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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
著しく不正なプレー ・・・ Play of the Week 2017 Week 33


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下の映像中に、ファウルプレーが2つ含まれています。1つめはイエローカードが、2つめはレッドカードが提示されるのですが、その理由(なぜ1つめはレッドカードではないのか、なぜ2つめはイエローカードではないのかということ)を考えながらご覧ください。





それでは、競技規則の確認です。

競技規則 2017/2018 第12条 ファウルと不正行為

著しく不正なプレー

相手競技者の安全を脅かすタックルまたは挑むこと、また過剰な力や粗暴な行為を加えた場合、著しく不正なプレーを犯したことで罰せられなければならない。

いかなる競技者もボールに挑むときに、過剰な力や相手競技者の安全を脅かす方法で、相手競技者に対し片足もしくは両足を使って前、横、あるいは後ろから突進した場合、著しく不正なプレーを犯したことになる。




米国プロ審判協会の元記事に、ファウルの強さ(いわゆる「不用意な」、「無謀な」、「過剰な力で」)を判断する際に考慮すべきポイントが書かれていたので、そちらを紹介しておきます。()内の日本語訳は私のほうでつけたものですのでご了承を。



Does the player show a lack of attention or consideration when making his challenge?
(プレーヤーはチャレンジの際、注意の欠如あるいは配慮を示しましたか?)

Does the player act without precaution when making the challenge?
(プレーヤーはチャレンジの際、予防措置を取らずに行為しましたか?)

Does the player act with complete disregard of the danger to his opponent?
(プレーヤーは相手競技者に対する危険を完全に無視して行為しましたか?)

Does the player have a chance of playing the ball in a fair manner?
(プレーヤーは公正な方法でボールをプレーする機会がありましたか?)

Does the player far exceed the necessary use of force when making the challenge? What degree of speed and/or intensity is the player using when making the challenge?
(プレーヤーはチャレンジの際、必要な力をはるかに越えましたか?チャレンジの際、どの程度の速さや強さを使用しましたか?)

Does the player show clear malice when making the challenge?
(チャレンジの際、プレーヤーは悪意を持っていましたか?)

Does the player lunge at an opponent?
(プレーヤーは相手競技者に突っ込んでいきましたか?)

Is the challenge clearly endangering the safety of the opponent?
(そのチャレンジは明らかに相手競技者の安全を脅かすものでしたか?)


これらの項目を熟考することが大切だと米国プロ審判協会は元記事の中で述べています。



で、上の映像のケースについての解説を抜粋しておきます。



1つめのケース。

相手選手の後方からのチャレンジ。注意や配慮の欠如、相手競技者を両足で挟み込むタイプのチャレンジであり、公平にボールにチャンレンジする機会もない。

しかしながら、突っ込んでいったものではなく、またそこに速さや強さや悪意は欠けている。従って主審は、相手競技者の安全を脅かすものではなく無謀な挑戦であると正しく判断した。



「ボールに触れているのだから、ファウルではない。」な~んて思った方は、このブログを毎日チェックされている方の中にはいらっしゃいませんよね?



(元記事では、その後行われた直接フリーキック時の主審のポジショニングの正しさも解説していますが、ここでは割愛します。)



2つめのケース。

ボールに向かっているゴールキーパーが踏み切って身体を浮かせてボールにアプローチし、相手競技者と接触。選手は身体を浮かせている間、自分自身の身体をコントロールすることができないので、この突っ込み方は相手競技者を危険にさらすことになる。


注意や配慮の欠如、予防のない行動、
相手に対する危険の完全な無視、
公正な方法でボールをプレーできる可能性の無さ、
速さと強さと力


よって、ゴールキーパーのタックルによるチャレンジは明らかに相手競技者の安全を脅かすものであり、
いかなる競技者もボールに挑むときに、過剰な力や相手競技者の安全を脅かす方法で、相手競技者に対し片足もしくは両足を使って前、横、あるいは後ろから突進した場合、著しく不正なプレーを犯したことになる。
に抵触します。


DOGSO(決定機の阻止)も検討されるシーンではあったが、決定機の阻止かどうかに関わらず、著しく不正なプレーで退場となったことは正しい判断だった。



元記事では触れられていませんが、私個人としては「踏み切ったタックル」よりもスパイクの裏を向けた突進でレッドかな?、というのがファーストインプレッションでした。



米国プロ審判協会の元記事はこちら。
Play of the Week 33: Serious Foul Play








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コメント
コメント
この映像、左側から詰めた選手が得点したら面白かったですね!
2017/10/31(火) 12:24:32 | URL | 2級のはしくれ #- [ 編集 ]
Re: タイトルなし

2級のはしくれ さん、いつもコメントありがとうございます。

> この映像、左側から詰めた選手が得点したら面白かったですね!

「決定機の阻止」と「著しく不正なプレー」の反則が同時に行われていると考え、「決定機の阻止」は(アドバンテージからの)得点で格下げで「警告相当」、しかしながら「著しく不正なプレー」はそのままなので、「警告相当」と「退場」を比較し、「得点」を認めた上で、「著しく不正なプレー」で退場処分を命じる、という感じでしょうか?

2017/11/01(水) 00:05:19 | URL | tom3 #JU5/Lso2 [ 編集 ]
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