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本日もファウルと不正行為の判定に関する映像問題です。映像をよ~くご覧になって、正しいと思われる選択肢を選んで回答してください。
(ファウルと不正行為 問題4)
1)No Foul + No Card
2)Indirect Free Kick + No Card
3)Indirect Free Kick + Yellow Card
4)Indirect Free Kick + Red Card
5)Direct Free Kick + No Card
6)Direct Free Kick + Yellow Card
7)Direct Free Kick + Red Card
8)Penalty Kick + No Card
9)Penalty Kick + Yellow Card
10)Penalty Kick + Red Card
FIFAの示す考慮項目
1)競技者がチャレンジする際、注意や配慮を欠いていましたか?
2)競技者にはフェアな方法でボールをプレーする機会がありましたか?
3)競技者はチャレンジの際、どの程度の速さや強さを用いましたか?
4)競技者は身体のどの部分を使って接触をしましたか?
5)相手競技者のどの部分に接触がありましたか?
6)このチャレンジは相手チーム大きなチャンスとなる攻撃を妨害しましたか?
解説および正解が見えないように、改行およびバナーを貼っておきます。(バナークリックのご協力をお願いいたします。)
昨日、バナーを貼り忘れたら、押してくれる人が少なかったので、今日は少し多めにバナーを貼っておきました。改行のためのバナーを増やさないためにもバナークリックのご協力をお願いいたします。(笑)
FIFAの解説
Blue 4 kicks an opponent in a careless manner inside the penalty area.
青の4番の選手はペナルティーエリア内で相手競技者を不用意にけっている。
◦ 不用意とは、競技者が相手に挑むとき注意や配慮が欠けていると判断される、または、 慎重さを欠いてプレーを行うことである。懲戒処置は必要ない。
ファウルが不用意であると判断された場合、それ以上の懲戒罰は必要ありません。
というのが、元記事で紹介されている解説なのですが、少し補足をしておきます。
このケースの場合、恐らく反スポーツ的行為として警告すべきかどうかを検討する必要がありました。(私個人としてはこのようなケースの場合、チャンスであることは間違いないが、「大きなチャンスとは言い切れない」と判断し、イエローカードは提示していませんでした。)
しかし、今年度(2017/2018)の改正で
◦ 相手の大きなチャンスとなる攻撃を妨害、または阻止するためにファウルを犯す。ただし、ボールをプレーしようと試みて反則を犯し、主審がペナルティーキックを与え た場合を除く。
と競技規則が見直されたので、イエローカードを検討する必要がなくなりました。
ということで、正解は
8)Penalty Kick + No Card
となります。
この記事は、
WV Soccer Association Referee Program (West Virgina Soccer Association)
のサイト内の
Videos 1 - 5 >>
を参考にして作成しています。
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攻撃側の選手の転び方もわざわざひねりを加えてたので自分ならシミュレーションで反則を取ってしまうかもです…
映像を見たら確かに守備側の選手が出した足が攻撃側の選手の足に当たってるのはわかります。確かに不用意ではありますよね。選手側からしたらこんなんでPKかよって思うかもしれませんが、基準はペナルティエリア内外で変わるのはおかしいですからね。
やっぱりレフェリーは難しいですw
たか さん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。
> 映像を見たら確かに守備側の選手が出した足が攻撃側の選手の足に当たってるのはわかります。確かに不用意ではありますよね。
これをきちんと見極めるためには、やはりポジショニングですよね。
お互い精進していきましょう!