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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
「審判員から審判指導者になって」 (テクニカル・ニュース vol.86 より)

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サッカーの指導者資格保有者に、隔月で郵送されてくるテクニカル・ニュースの最新号(vol.86 2018年7月25日発行).に、昨シーズンまでプロフェッショナルレフェリーとしてご活躍されていた扇谷健司さんが 「審判員から審判指導者になって」 というタイトルでコラムを寄稿されていますので、紹介しておきます。



なお、このテクニカル・ニュースvol.86のPFDファイル については、
こちら
で確認できます。(ただし、指導者資格の紐づいたJFAIDが必要です。)



以下、テクニカル・ニュース vol.86 より転載



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「審判員から審判指導者になって」  
  扇谷健司(JFA審判委員会トップレフェリーグループマネジャー)



 私は昨シーズンまでプロフェッショナルレフェリーとして活動していました。今年度からは日本サッカー協会(JFA)と契約し、1級審判インストラクターを務めています。

 まずインストラクターの最初の仕事として、今年1月から2月にかけてJリーグ開幕前の競技規則スタンダードの講習会でJクラブを訪問しました。54クラブ(57チーム)あるため、全クラブを回ることはできませんでしたが、16クラブに伺いました。正直、現役を終えたばかりで、昨シーズンまでの私に対する印象があり、あまり受け入れられないのかなと、勝手に想像していました。しかし、結果は全く違っていました。多くのクラブの選手や監督、スタッフ、クラブによっては社長の方から「長い間お疲れさまでした」「ご苦労さまでした」「ありがとうございました」など、温かいお言葉をいただきました。泣きたくなるくらいうれしかったですし、今でも忘れられない思い出です。試合中、チームと審判員の間にはさまざまな感情や葛藤が生まれ、どちらかと言うとネガティブなことの方が印象に残ってしまいます。私も現役中はどうすればより多くの方が納得する判定ができるかと悩みましたし、実際にクラブや選手に迷惑をかけたこともありました。ただ、今回のすばらしい出来事で、審判員もサッカーファミリーの一員であるということを再認識でき、また各クラブのリスペクト溢れる態度に感銘を受けました。

 JFA審判委員会は昨年度、イングランドからレイモンド・オリヴィエさんを招へいしました。レイさんは、長年、イングランドサッカー協会とPGMOL(プロリーグを担当する審判員を統括する組織)で中心人物として審判指導に携わり、さらにはアジアサッカー連盟(AFC)をはじめ、世界各国で活躍されたインストラクターです。私も現役時代にプロフェッショナルレフェリーキャンプやJリーグの研修会でお目にかかったことはありましたが、当時はレイさんについてあまり多くを知りませんでした。しかし、私がJFAハウスに来ることになってからは、本当に多くの時間を一緒に過ごさせていただいています。私は英語が完璧ではなく、彼の言っていることの全てを理解することは難しいですが、レイさんと接することで多くの学びがあります。

 その中で一つ 印象的なものを紹 介します。それは「Game Empathy」というものです。Empathyの言葉の意味は「共感」です。試合の中でいかに選手やサポーターが納得いく判定を導いていくかということです。審判員は誰が見ても明らかな乱暴な行為や著しく不正なプレー、無謀なチャレンジには懲戒罰を示さなければいけません。また、シーズン開幕前にJクラブに示したスタンダードは維持しなければいけません。しかし、審判員が行う判定は、全てで白黒を決めることはできません。ある審判員によっては警告と感じるプレーを、他の審判員は退場と感じることもあります。いわゆるグレーゾーンが存在しています。このようなことを聞くと矛盾しているように感じるかもしれませんが、試合中にどちらともとれるような判定は存在します。そのグレーゾーンの判定をどう示していくかでゲームコントロールは変わってきますし、魅力的な試合になるかどうかも変わります。そのため、試合の温度や選手の雰囲気、態度、反則が起きた場所、時間など、あらゆることを考慮して判定をしなければいけません。現役当時、私も経験年数とともにそうしたものを考えるようになれた自覚はありましたが、実際に文字や映像として示されると説得力がありました。イングランドではプレミアリーグのみならず、若い頃から審判員に対してこうした教育が行われているようです。日本でも今後このような考えが審判員だけでなく、サッカー界全体に浸透していけば、サッカーはより魅力的なものになるはずです。

 審判員は、多かれ少なかれ試合中に必ず間違いや失敗をします。メディアに取り上げられるような大きな事象もあれば、ほとんどの選手やサポーターに気付かれず、審判員だけが理解しているものもあります。私はよく若い審判員に「失敗から逃げないでほしい。これを経験にしてより良い審判員になってほしい」と伝えています。私の仕事は日本サッカーがより魅力的なものになるために、審判員をサポートすることであり、少しでも多くの方に審判やルールのことを理解していただけるように努めていくことだと思います。サッカー界全体で「協調」「共感」ができればすばらしいですね。



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