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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ファウルスロー(ある程度、主審が未然に防げるもの)


昨日の記事では、ファウルスロー(違反となるスローイン)のうち、主審が未然に防げないものを中心に紹介しました。

 

今日のファウルスローは、「ある程度」の割合で主審がファウルスローとなることを未然に防ぐことが可能なものを紹介します。

 

昨日の記事で紹介した、競技規則の第15条「スローイン」の「進め方」に

● ボールがフィールドから出た地点から投げる。

という文章が存在します。

 

この文章を逆説的に読んで、「ボールがフィールドから出た地点以外からスローインをした場合は、ファウルスローとなる。」ということです。

 

この「ボールが出た地点」とのズレはタッチラインに対して平行な方向でのズレと垂直な方向でのズレの2通りありますが、両方向またはいづれかの方向に大きく離れた場合には、ファウルスローとなります。

 

ただ、水平方向のズレと垂直方向のズレでは、許容範囲に少し差があります。(水平方向:再開ポイントがタッチライン上でズレた位置から投げ入れる。 垂直方向:タッチラインから離れた位置から投げ入れる。)

 

タッチライン上の正しい再開ポイントに対して、±2~3m程度のズレであれば、許容範囲として良いと思われます。人によっては ± 5m位までOKとしている方も見かけます。

 

ただし、主審の考えている正しい再開ポイントと異なる場所から5m以上離れた場所からスローインをした、という理由でばっさりファウルスローという判定をしてしまうと、選手およびベンチとの信頼関係が一気に崩れます。

 

そのためには、ボールが大きくフィールドから離れたような場合には、スローアーがボールを投げる動作に入る前に、主審のほうから「(再開場所となる)ポイントはここですよ~」というような声掛けと同時に手で再開場所を指し示しておくべきです。

 

もし、スローアーが主審の声掛けと手による(再開場所となる)ポイントの提示に気がつかない場合には、ボールが投げられる前に「笛」で動作を制して、正しい位置からスローインさせるようにして、ファウルスローとなることを未然に防ぎましょう。

 

主審が声掛けおよびポイント提示をしているにも関わらず、わざと無視してスローインしたり、毎回主審がポイントを指示していること確認せず、何度も主審が「笛」で正しい再開場所を指摘しているような選手に対してのみ、ファウルスローを検討します。

 

そのためには、再開ポイントがズレることが懸念される場合において、主審は必ず正しい再開場所を指し示しておくように心掛けましょう。

 

主審のほうから「(再開)ポイントはここだよ~」と声掛けおよび手で指示しておけば、スローアーがズルズルと相手ゴールに近づいていこうとするような動きを牽制することができます。

 

水平方向のズレに対しては、以上のような感じです。

 

問題は、垂直方向のズレです。こちらは許容範囲が極めて短く、タッチラインから概ね1m以上離れるとファウルスローとなります。

 

競技規則上はどこにも1mという表現はありませんが、3級レフェリースクールでは1m以上離れてスローインを行った場合は、「ファウルスロー」とすべきと教わりました。

 

また、4級審判員資格を取得したときに配布されたDVD、「サッカー競技規則と実践的審判法Ver.2.2」のスローインのところでも、「タッチラインから1m以上離れた場所からスローインを行った場合、ファウルスローとなる」という解説がなされています。

 

話が前後しますが、同DVDでは「主審はスローインを行うチームが攻める向きを手を上げて示し、そのあとでスローインを行う場所を指示します。」という解説があるということも補足しておきます。 

 

さて、このタッチラインから1m以上離れてスローインを行うスローアーに対してですが、2種以上であれば、バッサリ切り捨ててファウルスローとしても良いと思います。

 

しかし、3種以下の教育的要素の強い試合であれば、タッチラインから1m以上離れてスローインを行いそうな気配がある場合は、声または場合によっては「笛」でスローインを制止して、正しい場所からのスローインを促すのも「あり」だと思います。

 

もちろん、両チームに対して「公平に」ということを充分配慮しないといけませんが。 

 

Jリーグの試合のようにボールパーソンを配置して、マルチボールシステムを採用しているような試合なら、ある程度再開場所に近い場所にボールパーソンがボールを用意してくれるようなので、ボールがスタンドに入ったような場合だけ再開ポイントを選手にアナウンスすることを意識するだけでよいかも知れません。

 

しかし、我々が日常的に担当する試合では、タッチラインを割ったらすぐさま「再開場所の指示」、くらいの意識が必要だと思います。

 

4級審判員の方で、この再開場所の指示をきちんと指示している方は少ないですね。

 

審判初心者の方で、「ファウルがきちんと取れるか自信がない」とか「ラインアウトの判定(どちらのボールなのか)を正しく見極める自信がない」という方は、「他のことは自信がないけど、試合中のタッチライン上の再開場所を『すべて』きちんと手で指し示すということだけは完璧にこなす」という目標(テーマ)で頑張ってみるもの良いかもしれません。

 

それができるようになったら、次のテーマをという具合で、これくらいなら達成できるかな、というような目標を立てて審判活動すると、上達が早いですよ。(保証はできませんが・・・。)

 

最後に、副審が自分に近い場所が再開ポイントであることを示す場合は、必ず「フィールドに正対して、自分の左側に再開ポイントがくるようにポジショニングをとり、必ず左手で再開場所を指し示すようにします。(再開場所を示す動作で、絶対にフラグは使ってはいけません。)

 

☆ 関連記事 ☆

「スローインがやり直しになるのは」

「副審のシグナル (その1、スローイン)」

「プレーの再開を遅らせる(遅延行為)とは」

「ファウルスロー(主審が未然に防げないもの)」

  
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