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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ファウルスロー(主審が未然に防げないもの)
 

 

スローイン時の主審と副審の監視分担や、スローインから直接得点ができないということ、相手競技者がスローアーを惑わせるような動作を行った場合は、イエローカードで警告となる、というような記事を過去に書きました。

 

指導のほうの記事では、ルール上ではスローイン時にタッチラインを踏んでスローインをして構わないことになっているけど、小学校2年生や3年生の場合、ラインを踏んで良いという指導をすると、実際のゲーム中ではラインを踏み越えたり、投げ終わる瞬間につま先立ちになって、結果としてラインを踏み越えることになるので、「ラインを踏まないようにしよう」という指導をしている、ということを書いた記憶があります。

 

今日の記事では、スローインに関係する競技規則を確認して、3種や4種で起こりがちなファウルスローのパターンのうち、主審が未然に防げないものを中心に紹介し、明日の記事では主審が未然に防ぐことができるファウルスローについて紹介します。

 

残念ながらYouTube 上でよいサンプル映像を見つけられていませんので、映像はなしです。審判資格を保有されている方は、「サッカー競技規則と実践的審判法」のDVDにファウルスローのサンプルがきちんと紹介されていますので、そちらもご確認ください。

  

なお、4種(小学生)の低学年の試合の場合は、ファウルスローであることを教えるのも大切なのですが、それ以上に試合でのプレー時間を確保することが重要になりますので、あまり厳しい基準にならないように配慮してあげてください。

  

それでは、競技規則を確認します。

 

競技規則 第15条 スローイン

進め方

ボールを投げ入れるとき、スローアーは、
● フィールドに面する。
● 両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつける。
● 両手でボールを持つ。
● 頭の後方から頭上を通してボールを投げる。
● ボールがフィールドから出た地点から投げる。

すべての相手競技者は、スローインが行われる地点から2m(2ヤード)以上離れなければならない。

ボールは、フィールドに入ったときにインプレーとなる。

ボールを投げたのち、スローアーは他の競技者が触れるまで再びボールに触れてはならない。 


 

さて、よく見かけるファウルスロー第1位は、やはりラインオーバー。片足または両足を完全にフィールドの中に踏み入れてしまうケース。

 

投げ込む先ばかりを意識していると、ラインを踏んでいるつもりでも踏み越えていることがあります。また、両足ともラインを踏んでいて「OK」と思っていても、投げ終わる瞬間に伸びをしてつま先立ちになった際、ラインを踏んでいた踵(かかと)が、ラインから離れてしまいファウルスローとなるケースもあります。

 

ラインオーバーについては、主審側からは確認し辛いので、主に副審側でサポートします。

 

続いて多いのが、投げ終わる前に片足が地面から離れてしまうケース。

 

余談ですが、4スタンス理論によると、両足を真横に開いて投げた方が飛距離が出る選手と、足を縦に開いて投げた方が飛距離が出る選手の2タイプがあるらしい。私自身は後者の足を縦に開いて投げた方が飛距離が出るので、みんなそうなのだと思っていました。4スタンス理論の話を聞くまでは・・・。

 

両足を真横に開いて投げる場合は、片足が地面から離れてしまうことはほとんどありませんが、足を縦に開いて投げる場合は、投げ終わる前に後ろ足が地面から離れてしまうケースがあります。

 

ただ、完全に投げ終わっていれば問題はありません。すなわちボールが手から離れるまでは両足が地面に接地していなければなりません。

 

これも、主に副審側でサポートする内容になります。

 

続いて多いのが、スローインにフェイント動作を入れて、顔と身体の向いていない方向に投げてしまうケース。「● フィールドに面する」という部分に抵触します。FIFAの原文では「• faces the field of play」。

 

4種では、「おじぎスロー」もよく見かけます。おじぎスローがなぜファウルスローになるか、というと、「● 頭の後方から頭上を通してボールを投げる。」に抵触するからです。おじぎスローだと、頭上を通過せずに投げ終わってしまう、という理由ですね。

 

おじぎスローではなくても、頭の後方から頭上の部分にくるまでに、手が滑って(いわゆる「すっぽ抜け」になって)しまっても、厳密にはファウルスローです。私が主審を担当した場合は、そのまま流してしまうことが多いですが。

 

逆の、頭の後方から開始せず、頭上からスローインを開始してしまうケースもファウルスローです。Jリーグなどで偶に見かけます。残念ながら審判団がファウルスローと認定することはほとんどありません。見かける度に、プロ選手は子どもたちの見本となるようにきちんとしたスローインをしてほしいなぁ、と思います。

 

左右の手の力のかかりかたが均一でない投げ方になってしまった場合も、ファウルスローになります。日本語訳では「● 両手でボールを持つ。」ですが、FIFAの原文では「• holds the ball with both hands」となっていて、「持つ」が have ではなく hold なので、両手でしっかり持っているというイメージでしょうか。

 

以上が、主審が未然に防ぐことができないファウルスローの例です。明日は、主審が未然に防ぐことが可能なファウルスローを紹介します。

 

☆ 関連記事 ☆

「スローインがやり直しになるのは」

「副審のシグナル (その1、スローイン)」

「プレーの再開を遅らせる(遅延行為)とは」

「ファウルスロー(ある程度、主審が未然に防げるもの)」

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