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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
フラグテクニックとチームワーク
 

 

副審の任務と位置取りについては、ガイドラインに載っている9つのパターンをそれぞれ確認しました。

 

来週からは、副審がフラグを使って主審に合図すべきシーンでのフラグの使い方について解説します。ガイドラインでは絵と説明文が別々のページで紹介されていますので、くっつけて紹介していきたいと思います。

 

個々の説明の前に、全体的な説明です。競技規則(ガイドライン)の文章を青文字で掲載し、私の解説を黒文字で掲載します。

 

競技規則 ガイドライン 第6条 副審

フラグテクニックとチームワーク

副審の旗は、つねに広げた状態にしておき、走っているときもバタバタさせず、主審に見えるようにしなければならない。


 

フラグアップした時にきちんと「音」がでるように、広げた状態にしておかなければならないが、かといって走っているときにバタバタさせると、主審は副審がフラグアップしたのかと勘違いしてしまうので、余計な「音」を立てるな、ということです。

 

「主審に見えるように」持っていなければならないので、ハーフウェーライン方向に走る場合は「右手」で、ゴールライン方向に走る場合およびフィールドに正対している場合は「左手」で持っているのが基本です。

 

シグナルするとき、副審は立ち止まり、フィールドに面し、主審を目で確認して、(急がず、過度にならないように)落ち着いて旗を上げなければならない。旗は、伸ばした腕の延長になるように上げる。

 

スローインの方向を指す際、走りながらシグナルしている4級審判員の方を時々見かけます。慌てる必要はないので、主審と指し違いしないようにアイコンタクトをとりながら落ち着いてシグナルしましょう。

 

そのとき腕がきちんと伸びていると、きれいに見えて、「ん、あの副審はちょっと違う(レフェリング意識の高い副審だ)ぞ、と周りから見てもらえますよ~。」

 

副審は、次のシグナルを示す方の手で旗を上げなければならない。状況が変り、次のシグナルをもう一方の手で行わなければならなくなった場合、副審は腰より低い位置で反対の手に旗を持ち替えるものとする。

 

たとえば、試合前の打ち合わせで、「タッチラインアウトの際、副審が攻撃側/守備側のスローインで再開となるかの判断がつかない場合、フラグを頭上で保持して主審の判断に合わせる」ことになっていたとします。

 

副審が、どちらのスローインで再開となるかが判断がつかず、タッチラインを割ったという合図をするため右手でフラグを持って頭上で保持していたところ、主審が「守備側スローインで再開」という判断を下した場合に、副審はフラグを保持していた右手をいったん降ろし、腰より低い位置で左手に持ち替えて左手でシグナルをし直します。

 

というのが、基本的に想定されるシーンです。

 

あまりあってはいけないことなのですが、以下のような場合もあります。

 

副審である自分は、攻撃側チームのスローインだと思って右手でシグナルしたのだが、主審が守備側チームのスローインを合図していて指し違えてしまったので、主審の合図にあわせるため、フラグを保持していた右手をいったん下げて、左手でシグナルし直した。

 

時々、とりあえず右手でフラグを上げておいて、頭上で左手に持ち替えて守備側チームのスローインであることをシグナルされている方を見かけますが、『できるだけ上げる前に持ち替えておいてからシグナルするようにして、どうしても持ち替える場合は「腰より低い位置」で持ち替えてシグナルしなおしましょう。』、というのが現在のスタンダード(標準)です。 

 

さて、ガイドラインに戻ります。

   

副審は、ボールがアウトオブプレーになったことをシグナルするときは、主審がそれに気付くまでシグナルし続けなければならない。

 

副審が一旦アウトオブプレーになったとシグナルしたのに、そのままプレーが続き、「主審が気がつかなかったからいいか」とフラグを下げた直後に、得点シーンとなってしまうと失点したほうのベンチから間違いなくクレームがつきます。

 

主審は副審がフラグを下げたということを認識できていないので、なぜベンチが大騒ぎしているのかが理解できない状況になります。

 

副審がフラッグアップしてもなおプレーが継続している場合は、主審が気がついて笛を吹いて試合を停止するまでは、「原則上げっぱなし」です。 

 

乱暴な行為があり副審がシグナルしたが、主審がそのシグナルをすぐに見ることがなかったときで、

●懲戒のための措置を取るためにプレーを停止した場合、その再開は競技規則にしたがって(フリーキックやペナルティーキックなどで)行われなければならない。

●プレーが再開されてしまった場合、主審は懲戒のための措置を取ることができるが、フリーキックやペナルティーキックで反則を罰することはできない。




これ、説明が難しいので、過去のQ&Aを参考にして解説します。まずは、過去のQ&Aの文章をUPします。

 

競技規則 Q&A(2006/2007年度版) 第12条 ファウルと不正行為 より

Q.13 ボールがインプレー中、交代要員が相手チームの競技者に物、例えば靴を投げつけた。主審のとるべき処置は何か?

A.13 プレーを停止し、その交代要員を乱暴な行為により退場させる。プレーを停止したときボールのあった地点であった地点で相手チームの間接フリーキックによりプレーを再開する。


 

2006/2007年度版のQ&Aでは、上記のように書かれています。懲戒のための措置を取るためにプレーを停止した形での回答です。

 

もし、主審が直接靴を投げつけた行為を見ておらず、アウトオブプレーになったにも関わらずにそのままプレーを続けてしまったような場合、その後のアウトオブプレーのタイミングで副審の助言にもとづいて、交代要員にレッドカードを示して退場させることはできるが、乱暴な行為が行われた直後ではないので、フリーキックでの再開とせずに、そのままアウトオブプレーになった状態からの通常の再開をしなさい、ということですね。

 

例として、交代要員の話を用いましたが、フィールド内の競技者でも同じです。乱暴な行為に対しては絶対に「やり得」にはしない、ということですね。 

 

ということで、来週から、具体的なフラグテクニック(シグナルの仕方)を確認していきます。

 
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