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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
副審の任務と位置取り (その7、得点か得点でないかの状況)
 

 

得点が入った場合の副審の動きです。2006/2007 年度版までは、競技規則では明確に記述されていませんでしたが、2007/2008 年度版から明確(?)に記載されるようになりました。

 

また、同じく2007年度版から海外では既に標準となっていた、「得点時には笛を吹かない」ということが明記され、更新講習で日本国内でも標準に合わせるように、という説明がありました。

 

さて、本題に入ります。

 

競技規則 ガイドライン 第6条 副審

位置取りとチームワーク

7.得点か得点でないかの状況

得点があり、その決定に疑問がないときであっても、主審と副審は目で確認し合わなければならない。その後、副審は旗を上げずに25~30mタッチラインに沿いハーフウェーラインに向かってすばやく走らなければならない。 


ar_07_01.jpg

 

上記の説明は、誰が見ても得点が認められる場合の動きです。図では左上の副審の身体の向きがフィールドに対して正対していますが、「すばやく走らなければならない」となっているので、実際にはサイドステップではなく、ゴールラインに背を向けて走ります。

 

このとき、アシスタントフラッグはフィールド側に面している右手で持って走ります。どうしてもゴールの合図を主審に送りたいという場合は、アシスタントフラッグを持っていない方の左手で小さく合図する程度はOKです。(ただし、事前に主審と打ち合わせしておく必要があります。)

 

時々、ゴール時にアシスタントフラッグでセンターサークル方向を指す方を見かけますが、フラグはあくまで「異常」があったときに主審に知らせるために使うものなので、「正常な」ゴールの場合にフラッグは使わないようにしましょう。

 

ガイドラインのつづき。

   

得点があったが、ボールが依然インプレーのように見えるとき、副審は先ず旗を上げて主審の注意をひかなければならない。その後、通常の得点の手続きとして、25~30mタッチラインに沿いハーフウェーラインに向かってすばやく走る。  

ar_07_02.jpg


ボールの全体がゴールラインを越えず、得点となっていないので、それまでどおりプレーが続く場合は、主審は副審と目で確認し合わなければならない。また、必要であれば手で目立たないシグナルを送る。

 

 

まず、ゴールなのに依然プレーが続いている場合について。

 

本当はゴールなのに依然プレーが続いているというのは、明らかに「異常」なので、フラグアップして主審に知らせます。主審とアイコンタクトがとれたら、得点時の約束事である「タッチライン沿いにRUN」を実施します。(主審とアイコンタクトがとれる前に走り出さないように注意しましょう!)

 

ちなみに、このような場合は、明らかな得点ではないので、主審は笛を吹いてゴールの合図を行うことが望ましいです。

 

 

ガイドラインに、得点になったようにも見えたが得点になっていない場合についての記載がありますが、基本的には副審は何もせず、そのままオフサイドラインキープに努めます。

 

「主審と目で確認」とありますが、ゴール前でプレーが継続しているような場合には、アイコンタクトをとることに神経を使うより、オフサイドを見逃さないことに神経を使うべきだと個人的には思います。

 

主審も副審がフラグアップしたかどうかを視野のいちばん外側で意識し、視野の中央にてボールまたは予想される争点の監視を行うべきだと思います。

 

そしてボールが大きくクリアされたような状態になった段階で、ガイドラインに書かれている「アイコンタクト」をとるのが現実的だと思います。(ガイドラインの言葉が少し足りないように思います。ま、ガイドラインでくどくど説明してもかえってややこしくなるだけだからかもしれませんが・・・。)

 

最後に、オフサイドの記事でも書いていますが、ボールがオフサイドラインを越えた瞬間から「ボールの位置がオフサイドライン」に変わります。

 

従って、ボールがゴールライン付近にあるときには、副審はボールの真横でプレーを監視していなければなりません。強烈なロングシュートやミドルシュートが放たれた場合、きちんとゴールラインまでボールを追う必要があります。

 

後方から2人目の選手を意識しすぎると、ボールがオフサイドラインに変わった瞬間、ワンテンポ遅れてしまうので、注意が必要です。

 

副審担当時に、シュートされたボールをきちんとゴールラインまで追っかける癖をつけておかないと、大変なことになりますよ、という例を紹介します。

 

そうです。「あれ」です。

  

2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ大会 の ドイツ対イングランド戦におけるランパード選手の幻のゴールも、副審の反応がほんの少し遅れているんですよねぇ・・・。


YouTube: 2010 FIFA 南アフリカ トーナメント イングランドVSドイツ イングランド幻のゴール




上記のファイルが副審の動きが一番確認しやすいファイルです。昔はもっと YouTube 上に転がっていましたが、FIFA(?) の監視が厳しく、今ではほとんど消えています。


YouTube: W杯 イングランド ランパード 幻のゴール



  
「オフサイドライン(キープ)」

後方から2人めの相手(守備側)競技者の位置。ただし、ボールが後方から2人めの相手(守備側)競技者を越えた瞬間から、オフサイドラインはボールの位置に変化する。

 
 
 
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