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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
副審の任務と位置取り (その5、ペナルティーキック)
 

今日の記事は、試合中にペナルティーキックとなった場合のお話です。いわゆるPKで、勝敗を決めるためのPK戦とは異なります。(PK戦については、明日更新予定です。)

 

競技規則から確認します。

 

競技規則 ガイドライン 第6条 副審

位置取りとチームワーク

5.ペナルティーキック

副審は、ゴールラインとペナルティーエリアラインの交点のところに位置しなければならない。ボールがけられる前にゴールキーパーが露骨にゴールラインから離れて得点とならなかった場合、副審は旗を上げなければならない。


ar_05_01.jpg

 

ゴールラインとペナルティーエリアラインの交点のところで、ペナルティーキックが開始されるのを待ちます。 

 

そして、以下のような場合は、フラグアップして主審に合図を行います。

 

1)ゴールキーパーがインプレー前に「露骨に」前方に動き、ボールがゴールに入らなかった場合。

 

キッカーがボールを蹴る前つまりインプレー前に、ゴールキーパーはゴールライン上であれば、自由に移動することができますが、ゴールラインを離れて前方に移動することはできません。

 

そのような場合で、ボールがゴールに入らなかった場合(枠から大きく外れた場合を含みます)、ペナルティーキックのやり直しとなりますが、ボールがゴールに入った場合は得点が認められますので、副審は慌ててフラグアップしてしまわないように注意が必要です。

 

ちなみに競技規則では、「副審は旗を上げなければならない」としか書かれていませんが、上記の場合は、主審とアイコンタクトがとれるように、フラグアップは右手で行います。 

 

2)ボールがクロスバーなどに当たり、その後ボール全体がいったんゴールの中に入って得点が認められる状況になったが、ボールがゴールから出てきて依然としてインプレーのような状態に見える状況になった場合(ゴールキーパーがボールをかき出した場合も含みます)。

 

この場合については、「7.得点か得点でないかの状況」の「得点があったが、ボールが依然インプレーのように見えるとき」に準じた動きが必要になります。

 

具体的には、まず「右手で(ボールがゴールラインを越えたという意味の)フラグアップして、主審とアイコンタクトをとった後、タッチラインまで移動し、タッチライン沿いにハーフウェーラインに向かって25~30m走ります。

 

 

なお、キッカーおよびゴールキーパー以外のその他の選手の違反(インプレー前の侵入など)を誰が監視するかなどについては、事前の主審との打ち合わせで決めておきます。もし、その他の選手の違反も監視するようであれば、違反の内容とペナルティーキックの結果でフラグアップする/しないを瞬時に判断します。 

 

 

ついでですので、試合中におけるペナルティーキックの「前後」の副審の動きの話も書いておきます。

 

ペナルティーキックとなるのは、ペナルティーエリア内において守備側競技者が直接フリーキックとなる反則を犯した、と主審が認めて笛を吹いた場合です。

 

ちなみにその場合、主審は「ペナルティーマークを指す」ことになっています。

  

ペナルティーキックの際の主審の合図は、競技規則およびガイドラインには明確には記載されていませんが、日本語版付録で写真の解説として掲載されています。

 

ちなみに2010/2011 年度版では、西村主審がペナルティーエリアの境界付近からペナルティーマークを指している写真が145ページに掲載されています。

 

写真の解説として

 

ペナルティーキック

主審は、はっきりとペナルティーマークを指す。

ペナルティーマークまで走っていく必要はない。


 

という文章が掲載されています。

 

ペナルティーマークまで走っていく必要はない、と書かれていますが、センターサークル付近からペナルティーマークを指しても説得力がありません。

 

ペナルティーマークを指していると周囲に判らないような位置にいる場合は、明らかにペナルティーマークを指しているということが判る位置まで走っていく必要があると思います。

 

あ、いけない。主審の動きの記事ではなくて、副審の位置取りについてを書いているのでした。副審の話に戻します。

  

主審がペナルティーマークを指して攻撃側チームの「ペナルティーキック」を宣言したら、副審は直ちに、ゴールライン上のペナルティーエリアとの交点に移動します。(上図の左上の副審の位置。)

 

このとき、フィールド内を横切らずにコーナーフラッグポストの外側を回って位置についたほうが無難です。(副審は緊急時、例えば選手同士がヒートアップして殴り合いが予見される場合や、主審への暴行などが予見されて主審を守るためにフィールドに入るような場合は、主審の許可がなくてもフィールド内に入ることができますが、基本的には主審の許可なくフィールド内に入ることはできません。)

 

ペナルティーキックが行われて、得点となった場合はコーナーフラッグポストの外側を回ってから既定の動き(タッチライン沿いをハーフウェー方向に25~30mRUN)をすればOKです。

 

問題なのは、ペナルティーキックが行われて、ボールがゴールキーパーまたはゴールポストやクロスバーに当たってフィールド内に跳ね返り、プレーが継続となった場合です。

 

そのような場合は、オフサイドラインキープを意識しながら、バックステップおよびサイドステップを利用して速やかにタッチライン上に戻ります。

 

このときに限っては、オフサイドラインキープすることが優先されるので、少々フィールド内をショートカットするような形でタッチラインまで戻っても構わない(許される)ようです。

 

 

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