FC2ブログ
3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
味方が足で蹴ったボールでもゴールキーパーが手でさわれる場合
 

 

先週末も、副審を1本担当したのですが、その記事をUPする前に、先々週の主審を担当した試合の中での話を競技規則で確認しておきます。(本当は、先週金曜日の記事としてUPする予定で用意していましたが、シリア戦の記事に差し替えたので・・・。)

 

今日の記事は、先々週の試合中に一瞬「はっ」としたプレーについてです。考えてみれば、シリア戦でもこの「バックパス」に絡むところが話題になっていますねぇ・・・。

 

 

さて、シリア戦のバックパスの話はおいておいて、ゴールキーパーは、味方競技者から意図的にバックパス(キック)されたボールを手で触れることができません。

 

以前、ゴールキーパーの反則という記事を書きました。このときにも競技規則およびガイドラインの文章を掲載しましたが、今日の記事では、あくまでバックパスの部分のみ掲載します。(他の部分は省略します。)

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為

間接フリーキック

ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で、次の4項目の反則を犯した場合、間接フリーキックが相手チームに与えられる。

(中略)
●味方競技者によって意図的にゴールキーパーにキックされたボールを手で触れる。
(後略)


 

ガイドライン側も確認しておきます。

  

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

ゴールキーパーの反則

(中略) 

ゴールキーパーは、次の状況下において、自分のペナルティーエリア内でボールを手で触れることができない。

(中略)
●味方競技者が意図的にゴールキーパーにキックしたボールにゴールキーパーが手で触れた場合。
(後略)

 

ガイドラインの文章は競技規則本文の文章の焼き直しですね。 

 

さて、「意図的に」とあるので、たとえ味方競技者が足でキックしたボールでも「意図的でない」場合は、ゴールキーパーが手で触れることができます。

 

これ、意図的かどうかは主審の判断です。主審を担当している最中にこのようなシーンに出くわしたら、勇気をもって判断しましょう。選手に指摘されて笛を吹くのではなく、主審であるあなたの基準で判断しましょう。

 

相手選手によってシュートされたボールを、DFの選手がゴールに入ることを防ごうとして足に当たっただけの場合はもちろんOKですね。

 

そして、ペナルティーエリア内で守備側選手がボールをクリアしようとしたが、ミスキックになって浮き球になったボールもOKです。

 

また、相手チームの選手によって蹴られたセンタリング(クロス)を頭や胸でワンタッチでコントロールしてゴールキーパーに手で捕球させることはできます。 

 

しかし、自分や他の味方チームの選手が足でコントロールしていたボールをリフティングなどを行って、最後にヘディングしてゴールキーパーに手で捕球させるというような行為は、「反スポーツ的行為」となり、イエローカードで警告されます。

 

このことについては、ガイドライン側で定義されていますので、確認しておきます。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

反スポーツ的行為に対する警告

次の反則を行った場合など、競技者が反スポーツ的行為で警告されなければならない状況は様々である。

(中略)
●ボールがインプレー中、競技者が競技規則の裏をかき、意図的に策略を用いて味方のゴールキーパーに頭や胸、膝などでボールをパスする。ゴールキーパーがボールに触れたか否かは関係しない。競技者は、第12条の条文とその精神に反した策略を試みるという反則を犯したのである。プレーは間接フリーキックで再開される。
(後略)


 

ゴールキーパーが手で触れられないということを察知し、ボールを手以外の部分でコントロールしても、ボールをパスした守備側選手が警告になる、ということですね。

 

再開場所は、競技規則で細かく記述されていないので、なんとも言えないのですが、その選手がゴールキーパーにボールをパス(ラストパス)した場所になると思われます。(ゴールキーパーがボールに触れたかどうかは関係ない、ということなので・・・。)

 

ジュニアからシニアまでサッカーが楽しくなる攻撃的GK論―Soccer clinic+α (B・B MOOK 912 Soccer clinic+α)
澤村公康
ベースボール・マガジン社 (2013-04-22)
売り上げランキング: 67,761



 

☆ 関連するタグ ☆


にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ ← すみませんが、クリックのご協力を。
  

☆このブログの上手(?)な使い方

少年団を含むサッカーチームのホームページ管理者の方へ
⇒ブログ右側に「チーム・リンク!!」の欄を作りました。こちらの記事に、申請の方法を掲載させていただきましたので、ぜひどうぞ。 

★競技規則に関する知識を増やしたい方
⇒ブログ右のサイドバーにある「まとめ系記事集」の中にある、各年度ごとの◆競技規則系の過去記事をご覧になると、効率的です。また、米国サッカー協会の Referee Week in Review を元に作成している記事集も、将来2級以上の審判員になることを目指される方にはお薦めです。   

審判グッズをお探しの方   
⇒別館 「サッカーの審判グッズを紹介するページ」 をぜひどうぞご利用ください。 

★私が指導のお手伝いをしている団の保護者の方
⇒ブログ右上のカレンダーの部分を利用してください。私が指導を担当した日をクリックしていただくと、その日の練習内容などが表示されます。練習終了後、できるだけ早く記事をUPするようにしていますが、都合によりUPが深夜になってしまう場合もありますので、ご了承ください。


にほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村 サッカーブログ ジュニアユース・中学サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ
どのバナーでも結構ですので、1日1回のご協力をお願いいたします。


← よろしければこちらのクリックのご協力も。



スポンサーサイト



コメント
コメント
No title
初めまして、埼玉県の少年団でコーチ(ボランティア)をしてます。
去年の12月頃から拝見させて頂いてます。私は4級審判なので、とても勉強になります。
16日に埼玉県の県南大会に出場して、強豪と戦い、惨敗でした。
子供達も緊張からいつものようにいかず、焦りからミスを連発し、散々な結果で終わりました。
サッカーはメンタルが大きいとあらためて勉強になりました。
この先、コーチとして、審判として子供達と成長していきたいと思います。毎日、楽しみに更新をお待ちしてます。
ながながと失礼しました。最後にとても勉強になる記事をありがとうございました。
2011/01/18(火) 10:24:59 | URL | 埼玉県 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
 
埼玉県さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
 
指導者としては、あまり参考になる記事はないかもしれませんが、審判関係の記事は参考にしていただけることも多いのではないかと思います。
 
これからも可能な限りこのブログを更新していきたいと思いますので、応援してくださいね。
 
 
 
2011/01/18(火) 23:26:37 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://tom3kyu.blog.fc2.com/tb.php/428-5cfbf810
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック