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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
飯田淳平主審といえば (試合開始後9秒でのレッドカード)
 

 

先日の記事で、元日の天皇杯の第四審判を、飯田淳平さんが務められていたので、ネットで得た情報を中心に紹介しました。

 

今日は、その続きです。


YouTube: 0分でレッド



 

このキックオフ直後に毅然とレッドカードを提示しているのが、飯田淳平主審のようです。

 

映像ではサガン鳥栖(白のユニフォーム)の25番の池田圭選手にレッドカードを提示しているように見えますが、実際に退場になっているのは東京ヴェルディ(緑のユニフォーム)の6番の菅原智選手です。 

 

 

さて、このレッドカードの理由を考えてみましょう。

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為

ファウルと不正行為は、次のように罰せられる。

(中略)

退場となる反則

競技者、交代要員または交代して退いた競技者は、次の7項目の反則を犯した場合、退場を命じられる。

(中略)
●フリーキックまたはペナルティーキックとなる反則で、ゴールに向かっている相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する。


 

という部分に該当するプレーですね。

 

フリーキックとなる反則で決定的なチャンスを阻止すれば、レッドカードと成り得るのですが、ホールディングの反則した場合については特にガイドライン側でしっかり規定・記述されています。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

相手競技者を押さえる

手、腕、または体を用いて相手競技者の進行や動きを阻止することは、相手競技者を押さえることである。

(中略)

懲戒の罰則

(中略)
●相手競技者を押さえて、決定的な得点の機会を阻止した競技者は、退場が命じられなければならない。


 

前述の YouTube の映像のシーンでは、ファウルされていなければ(倒れていなければ)、ゴールキーパーと1対1で決定的なチャンス(競技規則上の表現では「決定的な得点の機会」)となっていました。そのチャンスを相手競技者を抑えて阻止した、ということですね。

 

 

さて、飯田主審のレフェリングについてですが、キックオフ後の後方へのパスが予想外にのびてゴールキーパー前に転がっていったのを、きちんと追っかけてきていたようで、カード提示するための寄りもタイミングも特に問題はないと思います。

 

3級審判員が1級審判員の批評をするなんておこがましいのですが、あえて言わせてもらうなら、ファウルされて倒れているサガン鳥栖の池田選手の頭越しに、東京ヴェルディの菅原選手にレッドカードを提示していたため、起き上がった池田選手にカードを出したように見えてしまったのが、ちょっと残念かな。

 

もっと菅原選手に近寄るか、池田選手を間に挟まないよう回り込んでカードを提示していれば、もっと良かったのではないでしょうか。(テレビカメラの角度の問題でそう見えるだけであって、実際には池田選手にレッドを示したのが明確だったのかも知れないのですが・・・。) 

 

ま、何万人もの観衆を背負った状態で、試合開始9秒後に「決定的な得点の機会の阻止」という理由で選手にレッドカードを提示しなければならなくなった時、冷静に落ち着いて対象選手にレッドカードの提示ができるかというと、私には落ち着いて対応できる自信がないですねぇ・・・。

 

(つづく)

 
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コメント
コメント
No title
TOM3様、お久しぶりです。あけましておめでとうございます。
すごいですね、開始9秒でレッド。
毅然と出せるのがさすがだと思います。

自分は以前、ゴール前でキーパーがセービングにいった時にボールにいったのですが、攻撃側の選手が倒れてしまい…(かなり微妙で見ようによってはボールに引っかかっている感じもするけど、キーパーも故意ではないが、足に触れているようにも感じられるもの)
レッドではないがキーパーにイエローを出したことがありますが、後々、あれは決定的な得点の機会を阻止したのかなと反省したことがあります。
明らかに引っ掛けて…という場合はレッドですが、
ボールにいってて攻撃側のフェイントがキーパーと同じ方向に入ってしまい、倒れてしまった。
と言う感じでしたので、警告に留めたのですが…
その時はまだ良く分からない点が多く(今でも多いですが)
レッドではないだろう、と言う判断でそうしましたが、
今でもこれは考えるとレッドだったかな、と思うこともあり、自分の中で解決仕切れない判断の一つとなっています。

やっぱりレッドって難しいです。
天皇杯で誰だっけ、相手を突き飛ばしたのがイエローになりましたが、これはレッドなのかな、なんて浅はかにも考えてしまったり…
出す機会はあって欲しくは無いけど、その時に毅然と出せるか、難しいです。
2011/01/07(金) 01:34:29 | URL | ジュン #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
ジュンさん、コメントありがとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 
主審担当時に、競技規則に照らし合わせてレッドカードを出すべきシーンではきちんと出したいと思いますが、「悪意」のないプレーだった場合に、レッドカードを出すのはためらいそうですね。
 
「決定的な得点機会の阻止」と、言葉で言うのは簡単なのですが、「今のプレーは本当に決定的な得点機会と言える状態だった?」とか「シュミレーションの可能性は?」とか、いろんなことが頭の中を駆け巡りそうですよね。
 
イエローカード同様、レッドカードの対象となるようなプレーのイメージをたくさん頭の中で用意しておいて対応するしかないのでしょうけど・・・。
 
ただ、あんまり自分が担当する試合の中では起きてほしくない、というのが本音ですけどね。
 
もし、私が試合中にレッドカードを出すという経験をした場合には、もちろんこのブログ上で記事にしますので、お楽しみ(?)に・・・。
 
あ、そういえば1級審判員の方がファウル判定の練習の際におっしゃっていました。「疑わしきは罰せず」と。この考え方に従えば、100%レッドだという自信がない場合は、レッドカードを「出してはいけない」/「出すべきではない」のでしょうね。
 
 
2011/01/07(金) 22:30:33 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
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