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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ゴールエリア内で攻撃側の間接フリーキックとなる反則が起きたら
 

 

可能性としては、ゴールキーパー系の反則と、守備側選手が(相手選手との接触がない)危険な方法でプレーした場合です。

 

競技規則を確認しておきます。

 

競技規則 第13条 フリーキック

フリーキックの位置

ペナルティーエリア内のフリーキック

(中略)

攻撃側チームの間接フリーキック
●すべての相手競技者は、ボールがインプレーになるまで、自分のゴールポスト間のゴールライン上に立つ場合を除いて、9.15 m (10ヤード)以上ボールから離れなければならない。
●ボールは、けられて移動したときインプレーとなる。
●ゴールエリア内で与えられた間接フリーキックは、違反の起きた地点に最も近いゴールラインに平行なゴールエリアのライン上で行われなければならない。

 

 

ゴールエリア内で攻撃側の間接フリーキックとなった場合も、通常のフリーキックのルールに則って、相手チームの競技者(守備側チームの選手)は 9.15 m以上、ボールから離れなければなりません。

 

ボールがゴールエリアの境界に置かれた場合、ゴールエリアから、ゴールラインまでは 5.5 mであることを考え、この規定の距離を守ろうとすると、守備側競技者はゴールの前に立つことはできず、ゴールの中は無人状態となって、ペナルティーキックよりも得点しやすい状態になってしまいます。(もちろん「間接」という制約はありますが・・・。)

 

それでは、ペナルティーキックより重い罰則になってしまう、ということで、守備側競技者は自分のゴールを守るために、ゴールポスト間のゴールライン上であればこの 9.15 m以上離れるという規定が免除されるというルールになっています。

 

「ゴールポスト間のゴールライン上」という規定なので、ゴールポストの外側は認められません。(ま、そこに立つ意味がないので、そこに立とうとする選手はいないと思われますが・・・。) 

 

それから、ゴールの中もダメですね。あくまで許されるのは「ゴールライン上」だけです。キックされたボールの威力に負けないよう、反動をつけるためにゴールの中から勢いをつけて飛び出す、ということは認められません。

 

守備側選手は、ゴールキーパー以外に何人でもゴールライン上に並ぶことが可能です。

 

なお、間接フリーキックですから、キッカーが直接ゴールに向かって蹴り、誰にも触れることなくゴールに入った場合はゴールは認められず、ゴールキックで再開となりますが、ゴールキーパーや守備側選手の手を含む身体の一部に当たって入った場合は、ゴールが認められます。

 

通常は、1人の選手が触れたボールを別の選手がキックするというパターンでプレーすることが多いのですが、たまに「守備側選手が触ってくれてそのままゴールに入れば儲けもの」、というような狙い方をする場合もありますので、主審はワンタッチがあったかどうかをしっかり判定しなければなりません。

 

ということで、YouTube に参考になるような、「ゴールエリアの境界からの間接フリーキック」の映像はないか探してみたところ、ありました。


YouTube: 柏vs福岡での間接フリーキック


 

比較的最近の映像で、2か月ほど前にUPされたものです。この記事を書いている段階ではまだ685回ほどしか再生されていませんね。(この記事で多少アクセスは増えるかな?)

 

ところで、なぜ柏の選手はゴールキーパーの前に選手を配置しなかったのでしょうねぇ・・・。ゴールライン上に福岡の選手がいっぱいいるので、ゴールキーパーの前でボールに触れてもオフサイドになることはないです。守備側ではないので、ボールから 9.15 m離れる必要がないのだし・・・。

 

ゴールライン上に並んでいる10名の福岡の選手のなかで、手でボールを触れられるのはゴールキーパーだけなので、そのゴールキーパーの視野を遮ることと、動きを封じるという意味では非常に有効な戦術なのですが・・・。

 

逆に福岡の選手は、素晴らしいですね。シュートを打たれた瞬間まで誰もボールから顔を背けていませんし、シュートの瞬間もむやみにジャンプしていません。ジャンプすると足元をグラウンダーのボールで狙われていた場合、ゴールに入ってしまいう可能性が高くなりますから。

 

そして全員がゴールラインに壁として並ぶのではなく、1名だけは壁にならずにボールが壁で跳ね返った場合に備えています。

 

その選手は、ゴールポスト間のゴールライン上ではないので、ボールから9.15 mの離れなければなりません。(主審はその選手が既定の距離離れていないと感じたため、フリーキック開始前に「(もう少し)下がる」ように指示していますね。)

 

福岡は普段からこのセットプレーも想定した練習をしているのかな? このシーンでの守備方法としては、ほぼ「完璧」なような気がします。

 

逆に柏は、相手ゴールキーパーの前に1~2名の選手を立たせてゴールキーパーの視界を遮っておき、最初にボールに触れる選手がゴールラインからボールを下げ、ゴールの右隅または左隅の壁の上をピンポイントで狙うという方法が最も得点の可能性が高かったのでは?と思われます。 

 

な~んて、公認D級コーチごときが偉そうなことを書いてみる。(試合自体は柏の勝ちのようです。)

 

 

なお、一昨日更新した記事にもリンクを貼っていますが、ゴールエリアは非常に特殊な場所です。過去記事「ゴールエリア内は特殊な場所」の記事もご参考に。記事はこちら。

  

☆ 関連記事 ☆

「ゴールエリア内は特殊な場所」 

  
ゴールポストに当たったときの音
日本エンタープライズ株式会社 (2014-02-05)

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