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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ペナルティーキック時の注意事項 違反と罰則編
 

これまで、ペナルティーキックの際の審判の注意事項として、「準備編」「進め方編」と記事をUPしてきましたが、今日は「違反と罰則編」です。

 

今回も競技規則から確認します。

 

競技規則 第14条 ペナルティーキック

違反と罰則

主審がペナルティーキックを行う合図をして、ボールがインプレーになる前に、次の状況のひとつが起きた場合、

ペナルティーキックを行う競技者が競技規則に違反する。
●主審は、そのままキックを行わせる。
●ボールがゴールに入った場合、キックが再び行われる。
●ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、試合は、違反の起きた場所から行われる守備側チームの間接フリーキックで再開される。

ゴールキーパーが競技規則に違反する。
●主審は、そのままキックを行わせる。
●ボールがゴールに入った場合、得点が与えられる。
●ボールがゴールに入らなかった場合、キックが再び行われる。

キックを行う競技者の味方競技者が競技規則に違反する。
●主審は、そのままキックを行わせる。
●ボールがゴールに入った場合、キックが再び行われる。
●ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、試合は、違反の起きた場所から行われる守備側チームの間接フリーキックで再開される。

ゴールキーパーの味方競技者が競技規則に違反する。
●主審は、そのままキックを行わせる。
●ボールがゴールに入った場合、得点が与えられる。
●ボールがゴールに入らなかった場合、キックが再び行われる。

守備側、攻撃側両チームの競技者が競技規則に違反する。
●キックが、再び行われる。


 

ガイドライン側には、上記部分の侵入系の違反と再開方法を簡単に表にまとめたものが載っていますので、キャプチャを添付しておきます。
penalty_kick.jpg

 

競技規則に戻ります。

ペナルティーキックが行われたのちに、

他の競技者がボールに触れる前に、キッカーがボールに再び触れる(手による場合を除く)。
●違反の起きた場所から行う間接フリーキックが相手チームに与えられる(第13条―フリーキックの位置を参照)。

 

以前の記事(「リスタート者がインプレー後に再び足でボールに触れたら」)にも書きましたが、上記部分は注意が必要です。

 

キッカーがミスキックをして連続して触れた場合は違反となるのは明らかですが、ペナルティーキックが蹴られて、(ゴールキーパーがボールに触れることなく)ゴールポストまたはクロスバーに当たって跳ね返ったボールをキッカーが再び触れても違反です。

 

ゴールキーパーに当たって跳ね返ったボールの場合は、「他の競技者が触れた」状態になるので、キッカーがそのボールを蹴り返しても違反にはなりません。

 

競技規則に戻ります。  

他の競技者がボールに触れる前に、キッカーが意図的にボールを手で扱う。
●違反の起きた場所から行う直接フリーキックが相手チームに与えられる(第13条―フリーキックの位置を参照)。


 

この場合、「他の競技者が触れる前に触れる→間接フリーキック」という反則と、「ボールを手で触れる→直接フリーキック」という2つの反則が同時に犯されています。同時に2つ以上の反則が行われた場合、「より重大な反則を罰する」(第5条 主審 の 「権限と任務」を参照。)ので、直接フリーキックとなります。
 

ボールが前方に進行中、外的要因がボールに触れる。
●キックが、再び行われる。

 

ボールがゴールキーパー、クロスバー、ゴールポストからフィールド内にはね返ったのち、外的要因がボールに触れる。
●主審は、プレーを停止する。
●プレーは、外的要因がボールに触れた場所で、ドロップボールにより再開される。ただし、ゴールエリアでプレーが停止された場合、ドロップボールは、プレーを停止したときにボールがあった地点に最も近いゴールラインに平行なゴールエリアのライン上で行う。 


 

ペナルティーキックが行われた際に、ボールが外的要因に触れたのを見たことはないですね。考えられる外的要因としては、「犬」または「鳥」ならあり得るかもしれませんねぇ。 

 

主審は上記全てに対して注意を払う必要がありますが、もし審判初心者の方向けに優先順位をつけるとすれば、以下のようになります。

 

1) 他の競技者(主に相手ゴールキーパー)が触れる前に、ゴールポストやクロスバーから跳ね返ったボールをキッカーが再び触れた場合は絶対に見逃さない。

→ キッカーが再びボールに触れた地点から間接フリーキックで再開。

 

2) ゴールキーパーがインプレーになる前にゴールラインより前方に動いてセービングしなかったかどうかを見極める。(副審との協力)

→ 違反があり、ボールがゴールに入らなかった場合、ペナルティーキックのやり直し。(ただし、ボールがゴールに入った場合は、そのままゴールを認める。)

 

上記2つは強く意識してペナルティーキックを実施してください。そして、次の3)は少し意識して実施してください。

 

3) インプレー前の他の競技者の侵入違反を見極める。これは、違反者とキックの結果で対応が変化しますので、前述の表をしっかり覚えて対応しましょう。(この表を理解していないと、大変なことになります。) 

 
 

最後に2006年度版のQ&Aをひとつ。

 

Q.11 フィールドが水びたしのため、競技者がペナルティーキックを行うときにペナルティーマークの横にボールを置いた。これは認められるか?

A.11 認められない。 


  

明日は、YouTube の映像を紹介する予定です。

 
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