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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ペナルティーキック時の注意事項 進め方編
 
 

昨日の記事で予告した通り、今日の記事では、ペナルティーキックの準備が整ったあとの「進め方」について確認します。

  

先ずは進め方に関する競技規則の確認から。

 

競技規則 第14条 ペナルティーキック

進め方 

●主審は、競技者が競技規則どおりの位置につくまで、ペナルティーキックを行うための合図をしない。
●ペナルティーキックを行う競技者は、ボールを前方にけらなければならない。
●他の競技者がボールに触れるまで、キッカーは再びボールをプレーしてはならない。
●ボールは、けられて前方に移動したときインプレーとなる。

ペナルティーキックを通常の時間内に行う、あるいは前、後半の時間を追加して行うまたは再び行うとき、ボールが両ゴールポスト間とクロスバーの下を通過する前に、次のことがあっても得点が与えられる。
●ボールがゴールポスト、クロスバー、ゴールキーパーのいずれかまたはそれらに触れる。

主審は、ペナルティーキックがいつ完了したか決定する。 


 

 

続いて、ガイドライン側も確認しておきます。 

 

競技規則 ガイドライン 第14条 ペナルティーキック

進め方

相手競技者を混乱させるために、ペナルティーキックの助走中にフェイントすることはサッカーの一部であり、認められる。しかしながら、競技者が一旦助走を完了した後にボールをけるフェイントについては、第14条に違反するとみなされ、それを行った競技者は反スポーツ的行為により警告されなければならない。 

 

この部分は、今年度(2010年度)表現が修正されています。助走中のフェイントはOKだけど、キックフェイントはダメですよ、と明確になってます。(昨年までの文章は、もう少し曖昧な表現でした。)

 

2010年3月の佐藤寿人選手のPKについては、過去記事 「佐藤寿人選手のトリックPKは反則」 を確認していただくことにして、他に試合中のPKシーンで起きそうなプレーについて、過去の競技規則のQ&Aを載せておきます。(コメントを加えるのでQ&A部分は文字の色をかえておきます。)

 

Q.8 ペナルティーキックを行う競技者がボールを味方競技者にヒールキックで後方にけり、そのボールを味方競技者がゴールに入れた。主審のとるべき処置は何か?

A.8 主審はプレーを停止する。ペナルティーマークから守備側チームに間接フリーキックで試合を再開する。


これは、第14条の進め方に違反していると判断される。 

 

ペナルティーキックは、「ボールは、けられて前方に移動したときインプレーとなる。」とあるので、インプレー前の出来事だからやり直しなのでは?と考えるかもしれませんが、「ペナルティーキックを行う競技者は、ボールを前方にけらなければならない」という縛りのほうが強いので、キッカーの違反で間接FKとなります。 

 

ただ、ヒールキックではなく前に「ちょん」と蹴った場合は、

 

Q.9 ペナルティーキックを行う競技者がボールを前方にけり、味方競技者が走り込んで得点した。これは認められるか?

A.9 ペナルティーキックの進め方が正しく行われているならば、認められる。


 

にある通り、OKです。ほんの少しでも前方に動いていれば、斜めでもOKとなります。ただし、真横の場合は「前方」ではないので、NGです。(Q.8と同じ扱い。) 

 

キッカーがボールを蹴ってインプレーになる前にゴールキーパーがゴールラインより前方に動いた場合についても、Q&Aに記載されていました。

 

Q.2 ペナルティーキックが行われるとき、ボールがけられる前にゴールキーパーが前進してゴールラインより前方でボールをインターセプトした。主審のとるべき処置は何か?

A.2 ペナルティーキックを再び行う。 


 

上記のようにPKがやり直しになった場合、キッカーを変更することができるかどうかについても記載されていました。

 

Q.1 ゴールキーパーがゴールライン上から前方に動いたので、主審はペナルティーキックを再び行うことを命じた。2度目のペナルティーキックを別の競技者が行ってもよいか?

A.1 別の競技者が行ってもよい。

 

次のQ&Aは、たまに見かける事象です。

 

Q.3 主審が合図する前に競技者がペナルティーキックを行った。主審のとるべき処置は何か?

A.3 主審はキックを再び行うことを命じる。


 

これについてはPK戦の場合も同様です。これは、主審がキッカーに「笛が鳴ってから(蹴って)ね」と、ひとこと言っておけば済みます。

  

インストラクター的には、片方のチームの利益になるようなアドバイスは避けるべきと言われるかもしれません。でも、4種(U-12以下)の試合で教育的要素の強い試合(全国大会につながるような試合ではないという意味)では良いのではないでしょうか。

 

3種(中学生)の試合では、(学校教育の一環である)部活動になるため、このあたりは顧問の先生(クラブチームの場合は指導者)がしっかり生徒/選手に教えておかなければならない話ですね。

 

最後に、一応、前述の佐藤寿人選手のトリックPKに該当する部分も再度載せておきます。

 

Q.4 ペナルティーキックが行われるとき、主審が必要な合図を送った後、キックを行う特定した競技者の味方競技者が前進し、代わりにキックを行った。主審のとるべき処置は何か?

A.4 主審はプレーを停止し、違反が起きた、すなわち9.15ⅿ以内に侵入したところから守備側チームの間接フリーキックによって試合を再開する。その競技者を反スポーツ的行為により警告する。 

 


明日は、ペナルティーキックにおける「違反と罰則」についての記事をUPします。 





 

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