3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ボールが手の方に動いたのならセーフ … 2011 Referee Week in Review - Week 30 (米国サッカー協会)より
 

Referee Week in Review ( Week 30 )の紹介です。

 

http://www.ussoccer.com/News/Referee-Programs/2011/10/Referee-Week-in-Review-Week-30.aspx

 

まずは、上記リンク先(米国サッカー協会)をクリックして表示されるビデオクリップをご確認ください。

 

今回の2つのビデオクリップはいづれもハンドリング(ボールを手で扱う)についての解説です。

 

☆追記 映像が直接埋め込めることが判明しましたので、上記アドレスの映像を記事に埋め込んでおきます。

 

1つめのビデオクリップについて。

 

フリーキックの際、壁になっている選手がジャンプしたあとボールが手に当たりました。ジャンプするために(身体を引き上げるために)使用した腕に当たったというのであれば、ハンドリングの反則にならなかった可能性があります。

 

自分自身を大きく見せるため(ボールが当たることを期待して広げた腕)に当たった場合は、ハンドリングの反則だけになった可能性があります。

 

でも、今回の場合は、当たることを期待したのではなく、明らかに手がボールのほうに動いていて、「意図的かつ露骨にボールを手で扱った」という状態です。

 

この場合競技者は「警告」されなければなりません。

 

競技規則を確認します。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

ボールを手または腕で扱う

競技者が手まやは腕を用いて意図的にボールに触れる行為はボールを手で扱う反則である。主審は、この反則を見極めるとき、次のことを考慮しなければならない。
●ボールが手や腕の方向に動いているのではなく、手や腕がボールの方向に動く。
●相手競技者とボールの距離(予期していないボール)。
●手や腕が不必要な位置にある場合は、反則である。
●手に持った衣服やすね当てなどでボールに触れることは、反則とみなされる。
●サッカーシューズやすね当てなどを投げてボールにぶつけることは、反則とみなされる。

 
懲戒の罰則

競技者が意図的にボールを手または腕で扱ったことによって反スポーツ的行為で警告されるケースは様々である。例えば、
●意図的にボールを手または腕で扱って、相手競技者がボールを受け取るのを阻止する。
(後略)

 

 

では、2つめのビデオクリップはどうでしょう。

 

主審は、守備側競技者が自陣ペナルティーエリア内でハンドリングの反則を犯したということで、ペナルティーエリアを宣告しています。

 

確かに守備側競技者の腕にボールが当たってはいます。しかし、ボールが当たることを期待して腕を広げていたわけではなく、むしろハンドリングの反則にならないように腕を身体に密着させているように見受けられます。

 

また、ボールの方向に手が動いた訳ではなく、すぐ前方に位置していた味方の守備側選手の肩に当たってボールの軌道が変化したため、予期していないボールに当たったと言える状態です。

 

整理すると

・手や腕が不必要な位置にあったとは言えない

・ボールの軌道が直前で変化していて、予期していないボールと言える

・手や腕はボールのほうに動いていない

 

という状況なので、ハンドリング(の反則)ではないと言えます。

 

米国サッカー協会審判部の見解も、

「(中略) no handling offense has occurred. 」

(ハンドリングの違反はなかった。)

となっています。

 

4種(少年カテゴリー)の試合で時々、とても厳格(?)にハンドリングの反則を適用されている保護者審判の方を見かけます。

・手や腕が不必要な位置にあったのかどうか

・至近距離から偶発的に手や腕に当たったのかどうか

を見極めてあげてましょう。

 

もう少し言葉を変えて表現してみます。

まず、

「手や腕がボールの方向に動いたのか、それともボールが手や腕の方向に動いてきたのか」

というボールが手に当たる前の状況を確認し、

(自分に有利な状況を作り出すために)「手や腕でボールをコントロールしようとしたかどうか」

というボールが当たったあとの状況もチェックします。

 

上記2つのことを考慮して、最終的にハンドリングの反則とするかどうかを決定してあげてください。(下の関連記事もご参考に。) 

 

☆ 関連記事 ☆

「ハンドリング(ボールを手で扱う)とは」

「ボールを手で扱って得点しようしたら・・・」

「カード(イエロー/レッド)となるハンドリング」

「ゴールキーパーのハンドリング」

「ゴールキーパーのハンドリングの記事のおまけ」

「「ボールを手で扱う」に該当する例 … 2011 Referee Week in Review - Week 17 (米国サッカー協会)より」

 

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