FC2ブログ
3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
オブストラクション(インピーディング)
 

 

先週末の主審時に、オブストラクション(相手競技者の進行を妨げる)の反則をとった、というお話を書きました。(ユニフォームを引っ張っていることを見抜くことができなくて、直接フリーキックではなく純粋にオブストラクションの再開方法である、間接フリーキックで再開しました。)

 

ちょっとこのオブストラクションについて、確認しておきます。以下、半分「ひとりごと」みたいなものです。

 

 

競技規則 第12条 ファウルと不正行為

間接フリーキック

(中略)

競技者が次のことを行ったと主審が判断した場合も、間接フリーキックが相手チームに与えられる。

(中略)

● 相手競技者の進行を妨げる。

(後略)
 

 

相手競技者の進行を妨げることに関して、ガイドライン側でもう少し詳しく書かれています。

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

相手競技者の進行を妨げる

相手競技者の進行を妨げるとは、ボールが両競技者のプレーできる範囲内にもないとき、相手競技者の進路に入り込み、その進行を妨げる、ブロックする、スピードを落とさせる、進行方向の変更を余儀なくさせることである。

すべての競技者は、フィールド上においてそれぞれ自分のポジションをとることができる。ただ相手競技者の進路上にいることは、相手競技者の進路に入り込むこととは同じでない。

体を相手競技者とボールの間に置くことは、許される。戦術的な理由で相手競技者とボールの間に自らを置くことは、ボールがプレーできる範囲にあり、相手競技者を手や体で抑えていない限り、反則ではない。ボールがプレーできる範囲にある場合、その競技者は正しい方法で相手競技者によりチャージされることがある。

 

現在の競技規則では、相手競技者の進行を妨げることについては、上記のように記載されています。

 

ちなみに、2006/2007年度版のQ&Aには、下記のようなものが記載されていました。

 

競技規則 Q&A 第12条 ファウルと不正行為 

Q.25 競技者が身体を接触させ相手競技者の前進を妨げた。主審のとるべき処置は何か?

A.25 反則した競技者は相手競技者を抑さえたことにより直接フリーキックまたはペナルティーキックで罰せられる。


  

う~ん、身体を接触させて相手競技者の前進を妨げたら、直接フリーキックで再開しなさい、ということになっていますねぇ・・・。(この文章は現在も有効なのかどうかは不明ですが・・・。)

 

現在の競技規則の「危険な方法でのプレー」のガイドラインのところには、「危険な方法でのプレーには、競技者間の身体的接触がない。身体的接触があった場合、直接フリーキックやペナルティーキックで罰せられる反則となる。」という記載がありますが、「相手競技者の進行を妨げる」のところには、身体的な接触があった場合についての記載はありません。

 

身体的な接触をして相手競技者の前進を妨げたということで、直接フリーキックを宣告した場合、ボールとプレーの位置関係をあまり意識していないベンチ指導者や観客は「?」「なんで今のがファウル(直接フリーキック)になるの?そんなに強く身体を当ててないじゃん!」という状態になるでしょうねぇ。

 

間接フリーキックを宣言しておけば、「ん?間接FK?ってことは(主審に)進路妨害(オブストラクション)を取られたのかぁ・・・」と理解してもらえて、不信感を抱かれずに済みそうな気がします。(あくまで、個人的な感想です。)

 

もちろん、選手にボールをプレーするという意識が感じられず、相手をはじき飛ばすことだけを考えているような(ファウル)チャージは、直接FKを宣告しても、不信感を抱かれるようなことはないのでしょうけど・・・。

 

直接FKにするか間接FKにするかという問題は、その場で直感的に判断するしかないかなぁ・・・。



(2014.08.15 追記。

現在のFIFA版の競技規則では、「相手競技者の進行を妨げる」に関する部分は「Impeding the progress of an opponent」という言葉、つまり、obstruct という単語ではなく、impede という単語が用いられています。

追記 ここまで。)



 

☆ 関連するタグ ☆

 
 
にほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ ← すみませんが、クリックのご協力を。
  

☆このブログの上手(?)な使い方

少年団を含むサッカーチームのホームページ管理者の方へ
⇒ブログ右側に「チーム・リンク!!」の欄を作りました。こちらの記事に、申請の方法を掲載させていただきましたので、ぜひどうぞ。 

★競技規則に関する知識を増やしたい方
⇒ブログ右のサイドバーにある「まとめ系記事集」の中にある、各年度ごとの◆競技規則系の過去記事をご覧になると、効率的です。また、米国サッカー協会の Referee Week in Review を元に作成している記事集も、将来2級以上の審判員になることを目指される方にはお薦めです。   

審判グッズをお探しの方   
⇒別館 「サッカーの審判グッズを紹介するページ」 をぜひどうぞご利用ください。 

★私が指導のお手伝いをしている団の保護者の方
⇒ブログ右上のカレンダーの部分を利用してください。私が指導を担当した日をクリックしていただくと、その日の練習内容などが表示されます。練習終了後、できるだけ早く記事をUPするようにしていますが、都合によりUPが深夜になってしまう場合もありますので、ご了承ください。


にほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村 サッカーブログ ジュニアユース・中学サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへにほんブログ村 サッカーブログ サッカー審判へ
どのバナーでも結構ですので、1日1回のご協力をお願いいたします。


← よろしければこちらのクリックのご協力も。



スポンサーサイト



コメント
コメント
No title
こんにちは。
オブストラクションについては、難しい所ですよね。
良くあるのがキーパーに補給させる為に、相手競技者をブロックしている光景です。
ボールがプレーイングディスタンスに無く、相手をがっちり抑えていると、ホールディングになる物が見受けられます。
身体的接触の有無に関わらず、相手をホールドしているかどうかで、直接か間接か変わってきます。
ホールドはしていない。でも相手の前をチョロチョロして進路妨害をしている。
その様な場合にオブストラクションになりますよね。
ただ相手をスクリーンアウトしているだけならば、反則ではないと思います。
想像するイメージに若干の違い等はあると思いますが。
2011/10/07(金) 16:30:47 | URL | S3.AKI #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
 
S3.AKI さん、コメントありがとうございます。
 
今回の記事ではなく以前の記事に書いてあるのですが、2級の審判員の方と一緒に4種の試合を観戦していた際、「今のプレーはオブストラクションでは?」と質問したところ、『反則としても問題ではないが、私ならば反則としない。』と返答されたことがあります。
 
本当におっしゃる通り、「オブストラクションは難しい」ですね。
 
 
2011/10/07(金) 22:23:13 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
http://tom3kyu.blog.fc2.com/tb.php/627-ce1d3fb6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック