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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
スローインで起こり得る問題
 
 

2006/2007年度版の競技規則に載っているQ&Aを読んでいて、良い(?)問題を見つけたので記事にします。(青文字部分が、2006/2007年度版の競技規則に載っている文章です。)


 

競技規則 Q&A 第12条 ファウルと不正行為

Q.21 攻撃側チームによってスローインが行なわれ、ボールが守備側ゴールキーパーの方へいった。ゴールキーパーがボールに触れることができず、守備側競技者がボールをパンチしてクロスバーを越えさせた。主審のとるべき処置は何か


 

(以下、補足です。上記文章ではいまいちイメージできない、という方向けです。

ゴールキーパーは味方競技者と接触して転んでしまったようです。ボールは攻撃側のスローアーが投げ込んだまま、まだ誰も触れていません。誰も触れていないボールはゴール前で大きくバウンドして、ゴール前にいたある守備側競技者の所まで進んできました。その守備側競技者は、ゴールキーパーが転んでいて反応できないのを確認し、咄嗟に自分の力でボールがゴールに入らないようにしなければ、と考えました。しかしヘディングではボールの高さに届きそうにありません。そこで最終的にパンチングしてなんとかボールがゴールに入るのを防ぎました。

補足ここまで。)

 

さて、問題です。

 

あなたが主審を担当している試合で、上記のようなプレーが行なわれました。あなたはボールをパンチングでクリアした守備側競技者(ゴールキーパーではない選手)に対してどのような処置をとりますか?

 

1)ペナルティーキックを宣告し、懲戒処分はしない。(PKのみ)

2)ペナルティーキックを宣告し、パンチングでクリアした守備側競技者に対し「反スポーツ的行為」としてイエローカードを提示する。(PK+警告)

3)ペナルティーキックを宣告し、パンチングでクリアした守備側競技者に対し「決定的な得点の機会の阻止」としてレッドカードを提示する。(PK+退場)
  




下に、2006/2007年度版の競技規則に記載されている回答を載せておきます。

 

 

 

 

が、例によって答えが見えてしまわないように少し改行を入れておきます。

 

 

 

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入力は済みましたか?。 

 

 

それでは回答です。

 

 

答えは2)です。

 

競技規則の文章を載せておきます。

 

A.21 ペナルティーキックを与える。通常、主審はその競技者を反スポーツ的行為により警告する。スローインから直接得点することはできないので、その競技者は得点または決定的な得点の機会を阻止していない。

 

決定的な得点の機会の阻止ではないので 「退場にはしない」 ということですね。

 

ちなみに、もしボールをパンチングしたものの、ボールがクロスバーを越えず、ゴールに入った場合は、どうなるでしょうか。

 

その場合はアドバンテージが適用されるので、そのままゴールが認められます。(スローインのボールが手とは言え守備側競技者の身体に触れているので、その時点でスローインから直接というボールではなくなっています。)

 

ボールがゴールに入っていなければ、「PK+警告」ですが、「得点(失点)」となっているため懲戒処分はなしになると思います。(「得点(失点)+警告」だとボールがゴールに入らなかった時に比べて処分が重すぎることになってしまうため。)

 

 

競技規則の関係する部分を掲載しておきます。 

 

競技規則 第15条 スローイン

(中略)

スローインから直接得点することはできない。


 

得点することができないので、自分のゴールに入ってももちろんオウンゴールにはなりません。再開方法は、相手ゴールに直接入った場合は、相手チームのゴールキックで、自分のゴールに直接入った場合は、相手チームのコーナーキックとなります。(単純にゴールラインを割ったのと同じ扱いです。)

 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

ボールを手で扱う

(中略)

懲戒の罰則

競技者が次のように意図的にボールを手または腕で扱ったとき、反スポーツ的行為で警告されることになる。

●意図的にボールを手または腕で扱って、相手競技者がボールを受け取るのを阻止する。
●手または腕でボールを扱って得点しようとする。

 

しかしながら、競技者が意図的にボールを手または腕で扱って決定的な得点や決定的な得点の機会を阻止した場合、退場を命じられる。この罰則は競技者がボールを手または腕で扱うことによるものではなく、得点となりそうな状況を阻止するということによるものである。これは公正を欠いた介入で、(サッカー競技にとって)受け入れられることのできないものである。

 

直接ゴールに入っても得点とならないシーンで、ボールを手で露骨に扱った場合は、退場にはならないものの、警告となるのは妥当なところですね。

 

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