3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ゴールキーパーがボールから手を放すのを妨げると反則 ほか … 2011 Referee Week in Review - Week 27 (米国サッカー協会)より


Referee Week in Review の Week 27 の内容を紹介します。 
 

http://www.ussoccer.com/News/Referee-Programs/2011/09/Referee-Week-in-Review-Week-27.aspx
 

☆追記 映像が直接埋め込めることが判明しましたので、上記アドレスの映像を記事に埋め込んでおきます。

 


 

最初のビデオクリップでは、ゴールキーパーがボールから手を離そうとした瞬間、相手競技者がゴールキーパーの動きに干渉しています。ゴールキーパーは、相手競技者および自分自身が負傷する恐れがあったために、プレーを中断せざるをえない状況となりました。
 

この時点で、相手競技者は「危険な方法でプレー」をしたと見なされます。
 

ゴールキーパーからボールを奪おうとして干渉あるいは接触した場合は、警告の対象となりますが、今回はあくまでボールから手を離そうとしたゴールキーパーに不用意に近づいたという見解のため、警告の対象とはなっていません。
 

再開方法は、身体的な接触がなかった(厳密には少し接触していますが・・・)ので、間接フリーキックとなります。
 

基本的に「危険な方法でのプレー」の場合、身体的な接触がない場合は、「間接フリーキック」での再開となります。身体的な接触があった場合は、「キッキング」「ファウルチャージ」などの直接フリーキックとなる反則のほうが優先されます。(同時に2つ以上の反則を犯した場合、より重大な反則である「直接フリーキック」が優先となるため。)
 

関係する部分を PICK UP しておきます。
 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

ゴールキーパーに対する反則

●ゴールキーパーがボールを手から放すのを妨げることは、反則である。
●ゴールキーパーがボールを放そうとしているときに競技者がそのボールをけるまたはけろうとすることは、危険な方法でプレーすることで罰せられるものとする。
●コーナーキックを行うときなどに不正な方法でゴールキーパーを妨げてゴールキーパーの動きを制限することは反則である。

 

意図的に妨げた場合に警告の対象となるのは、危険な方法でのプレーの1つであると言えるからです。
 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

危険な方法でのプレー

危険な方法でプレーするとは、ボールをプレーしようとするとき、(自分を含む)競技者を負傷させることになるすべての行為である。この反則は、近くにいる相手競技者が負傷を恐れてプレーできないようにすることである。

(中略)

危険な方法でのプレーには、競技者間の身体的接触がない。身体的接触があった場合、直接フリーキックやペナルティーキックで罰せられる反則となる。身体的接触がある場合、主審は不正行為も犯される可能性が高いことを十分考慮しなければならない。

懲戒の罰則

競技者が危険ではあるが〝通常の方法〞で相手に挑んだ場合、主審は懲戒的措置を取るべきでない。その行為により明らかに負傷を引き起こす可能性がある場合、主審は競技者を警告する。

(中略)

プレーの再開

●間接フリーキックは、反則が起きた場所から行われる(第13条-フリーキックの位置を参照)。
●身体的接触があった場合、間接フリーキックとなる反則ではなく、直接フリーキック、またはペナルティーキックで罰せられる反則が犯されたということになる。

 

余談ですが、最後の「身体的接触があった場合、間接フリーキックとなる反則ではなく、直接フリーキック、またはペナルティーキックで罰せられる反則が犯されたということになる。」という文章は、昨年度版(2010/2011年度版)には記載がありませんでしたが、今年度(2011/2012年度版)から記載されています。
 

改正というほどの内容ではないということなのか、縦の 「│」のマークは施されていません。
 

ちなみに以前、Week 15 を紹介した記事でもこのゴールキーパーがボールから手を放すのを妨げるプレーについて少し触れていますので、そちらもご参考に。 

 

さて、2つめのビデオクリップについて。
 

競技者が、相手競技者の顔を叩いたので、一発レッドです。手が当たった経緯や強さによって、警告となる場合もありますが、今回の場合は、相手競技者にプレーさせないように手で相手の顔面を抑えつけるような格好になっています。明らかに悪質な手の使い方だったため、レッドカードとなったようです。
 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

著しく不正なファウルプレー

ボールがインプレーで、競技者がボールに挑むとき、相手競技者に対して過剰な力や粗暴な行為を加えた場合、著しく不正なファウルプレーを犯したことになる。

(中略) 

著しく不正なファウルプレーを行った競技者は退場が命じられ、反則が起きた場所からの直接フリーキック、または(反則を行った競技者のペナルティーエリア内で反則が起きた場合)ペナルティーキックでプレーを再開する(第13条-フリーキックの位置を参照)。 

 

☆ 関連記事 ☆

「ゴールキーパーに対する反則」 

「ゴールキーパー(GK)へのチャレンジについて」

「その位置にいることによって利益を得る … 2011 Referee Week in Review - Week 15 (米国サッカー協会) より」 



  

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No title
7月31日のJ1第19節セレッソ大阪対鹿島アントラーズの試合で、鹿島の田代選手がセレッソGKキム・ジンヒョン選手が放したボールを奪ってゴールを決めるということがありました。
http://www.youtube.com/watch?v=h2KVzxq5KhY

田代選手はインタビューで「ボールをバウンドさせるところで足を出そうかと思ったが、ファウルを取られるのも嫌だったから、そこは待とうと思った」と話したそうですが、その理由がわかりました。
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00123110.html

ところで、いつものランキングバナーがありませんが大丈夫ですか?
2011/09/28(水) 00:34:42 | URL | bobcat #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
 
bobcat さん、コメントありがとうございます。
 
とっても良い情報ありがとうございます。今日の記事は、教えていただいた映像を利用させていただいて、補足の記事を書かせていただくことにしたいと思います。
 
ちなみに、キム・ジンヒョン選手はボールを完全に手から放しきっているので、セーフ(反則ではない)ですが、ゴールキーパーがボールを弾ませている時にボールに触れた場合はアウト(反則)になりますので、ご注意を。
 
 
バナー漏れの情報もありがとうございました。
m(_ _)m
 
  
 
2011/09/28(水) 06:24:28 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
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