3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
ボールに先に触れても反則(退場)となるケース … 2011 Referee Week in Review - Week 21 (米国サッカー協会)より
 

今日の記事は、米国サッカー協会の2011 Referee Week in Review の Week 21 の紹介です。
 

http://www.ussoccer.com/News/Referee-Programs/2011/08/Referee-Week-in-Review-Week-21.aspx
 

上記リンクをクリックして表示されるビデオクリップをご確認ください。
 

☆追記 映像が直接埋め込めることが判明しましたので、上記アドレスの映像を記事に埋め込んでおきます。

 


 


最初のビデオクリップは、例え相手競技者よりも先にボールに触れたとしても、反則となるケースについてのお話です。(ビデオには退場となる過剰な力を用いている、2つのサンプルが載っています。)
 


U-15カテゴリーのサッカーの審判をしていて反則を取ったときに、たまに選手から「(私は相手競技者に触れるより)先にボールに触っていたよ!(主審はそれを見てくれていましたか?)」という確認というか質問(厳密には「異議」になりますが)を受けることがあります。
 


スライディングをして、例え相手競技者よりも先にボールに触れたとしても、そのスライディングの方法が相手競技者の安全を脅かす(相手競技者の安全に対する配慮が欠けている)ものであれば反則となります。
 


ボールに先に触れることができれば何をしても良い(「優先権」のようなものがある)、と勘違いしている選手や指導者がたまにいるようです。
 


これは、普段の練習のなかで、指導者が選手に教えておくべきことだと思いますが、指導者も勘違いしている場合はどうしようもないですねぇ・・・。
 


競技規則を確認しておきます。
 

競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

不用意な、無謀な、過剰な力で

〝不用意な"とは、競技者が相手に挑むとき注意や配慮が欠けていると判断される、または慎重さを欠いてプレーを行うことである。
●ファウルが不用意であると判断された場合、懲戒の罰則を追加する必要はない。

〝無謀な" とは、競技者が、相手競技者が危険にさらされていることをまったく無視して、または結果的に危険となるプレーを行うことである。
●無謀な方法でプレーした競技者は、警告されなければならない。

〝過剰な力で"とは、競技者がはるかに必要以上の力を用いて相手競技者を負傷の危険に
さらすことである。
●過剰な力を用いた競技者には、退場が命じられなければならない。

 


もちろん、上記だけでなく「危険な方法でのプレー」(警告)、「著しく不正なファウルプレー」(退場)の部分にも関係してきますので、そちらもご確認を。(記事が見辛くなるので、今回は載せませんが・・・。)
 


ボールだけをうまく奪い取ろうとするスライディングタックルなら反則になりえませんが、ボールと一緒に相手競技者の足もすくってしまおう、とか、ボールを奪えるかどうかわからないから、最悪相手競技者の足にスライディングして止めちゃえ、というプレーは、「警告」以上の対象ですね。
 


あくまでボールだけを奪おうとスライディングしたのだけれど、相手競技者がボールを奪われないようにボールのコースを変えようとした。その結果、ボールと一緒に足をすくってしまった、というようなケースなら「不用意な」プレー、ということで懲戒の罰則を追加しなくても構わないと思いますが・・・。
 


米国サッカー協会の見解としては、今回のプレーは2つとも「with excessive force」(過剰な力で)ということで、「send off the players」(競技者を退場させる)ことが求められる、となっています。
 


あくまで個人的な見解ですが、私が主審なら最初のプレーは「イエローカード」で、後のほうのプレーは「レッドカード」を出したかなぁ、という感じです。
 


最初のプレーで「レッドカード」は、ちょっと厳しすぎるような気がします。後のほうのプレーは、後方からのスライディングだし、その上、相手競技者の身体を両足で挟みこんでいる状況なので、「レッドカード」で全く問題はないと思います。
 


確認ですが、ボールに触れた後の相手競技者への接触全てが反則になるわけではありません。相手競技者の安全を顧みない方法でボールにアプローチして、その結果ボールに先に触れたものの相手競技者とも接触し、相手競技者が負傷した、あるいは大いに負傷する可能性が高かったと判断される場合に、警告や退場になる(警告や退場とすべき)ケースがある、というお話です。くれぐれも、お間違いのないように。

 

さて、2つめの話題に。
 


2つめの内容は、プレーオン(アドバンテージ)採用時の主審の合図の仕方について、です。
 


いや~、あんまり意識していませんでした。プレーオン採用時の合図はきちんと両腕を水平(以上)の高さまで上げなければならないのですね。(私の場合、たぶん、水平より若干下がっている位置で保持していたような気が・・・。)
 


キャプチャ画像を載せておきます。(米国サッカー協会からクレームが来たら消します。)

play_on_advantage.jpg

 

競技規則のガイドライン側に掲載されている図もきちんと水平以上の高さにあげていますね。(下図、FIFA(英語)版よりキャプチャ。)

play_on_advantage_rule_2.jpg


これからは少し意識して、水平よりやや上まで腕をあげて合図したいと思います。(日本語版付録の西村主審の腕は、「ほぼ水平」なんですけどね・・・。)



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