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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
2011年07月09日付記事のおまけ
 

 

先日の「交代枠を使い切った状態でゴールキーパーが退場になると・・・」の記事で紹介したJリーグの試合の映像で、岡田主審が数枚のイエローカードを出しています。

 

その理由を公式記録で確認するという約束をしたので、今日はその確認の記事です。

 

もう一度、youtube のリンクを貼っておきます。


YouTube: 京都サンガ - ヴィッセル神戸 GK退場

 
 

まず、最初は松岡選手の退場について。

 

Jリーグの公式記録で

http://www.j-league.or.jp/data/view.php?c=kobe&t=suspend&g=j1_1&y=2010 

2010年度のヴィッセル神戸の第22節のところを確認すると、

 

松岡選手のところに「C2C1CS」とあるので、その試合の中で既に「C2:ラフプレー」で1回目の警告を受けているところに、「C1:反スポーツ的行為」によって2枚目の警告となり、「CS:同じ試合の中で二つめの警告を受けた」ために退場となりました。

 

最初の警告は上記の映像ファイルでは映っていないので、2枚目の警告となったプレーのみ確認します。

 

映像の最初から42秒付近のリプレイ映像が一番解りやすいと思うのですが、松岡選手は手を使っていないものの、左足で

反スポーツ的行為に対する警告 の

●相手競技者を抑えて、戦術的な目的で、ボールから遠ざける、またボールに向かうのを妨げる。

に相当する反則を犯したという判断だと思います。(恐らく副審(A1)の助言を採用したと思われます。プレーオンはかかっていなかったようですが・・・。)

 

続いて、ゴールキーパーの榎本選手の2つの警告について。公式記録では「C2C2CS」となっていますので、両方とも「C2:ラフプレー」での警告となっています。

 

反スポーツ的行為に対する警告 の

●戦術的な目的で、相手競技者に干渉する、また大きなチャンスとなる攻撃の芽を摘むファウルを犯す。



●ボールを手で扱って、相手競技者がボールを受け取るのを妨げる、また攻撃の展開を防ぐ(ゴールキーパーが自分のペナルティーエリアにあるボールを扱う場合を除く)。

 

のところにも相当するような気がしますが、公式記録としては、

●直接フリーキックとなる7項目の反則を無謀に行う。

に該当するプレーだ、という判断のようです。

 

以前の記事にも書きましたが、競技規則上は、「●直接フリーキックとなる7項目の反則を無謀に行う。」についても、「反スポーツ的行為に対する警告」に分類されています。

 

しかし、日本サッカー協会では、審判報告書に記載する際、直接フリーキックとなる7項目の反則を無謀に行なったとして警告した場合は、「ラフプレー」として警告の理由を分類し、一般的な「反スポーツ的行為」とは区別して記入することになっており、Jリーグでも同様に区別しているようです。

 

☆ 関連記事 ☆

「交代枠を使い切った状態でゴールキーパーが退場になると・・・」 

 


 
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コメント
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No title
いつも楽しく拝見させていただいております。
女子ワールドカップ vsスウエーデン戦の沢のゴールについての見解を教えてください。
2011/07/14(木) 14:21:06 | URL | トミー #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
 
トミーさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
 
スウェーデン戦の澤選手のゴールについての見解ですか?
 
1)鮫島選手のゴール前へのクロスの時点で澤選手がオフサイドポジションだったかどうか
2)澤選手のヘディングシュートの時点で、安藤選手がオフサイドポジションにいたが、問題ないのかどうか
 
このあたりが気になられたということでしょうか?
 
1)は、リプレイ映像を見る限り、スウェーデンの2番の選手よりも自陣側にいるので、問題はないと思います。(安藤選手、澤選手の2人は間違いなくオンサイドで、近賀選手は肩の位置が微妙ですが多分オンサイドです。)
 
2)に関してですが、安藤選手がゴールにボールを押し込んで(触れて)いれば、間違いなくオフサイドでしたが、ボールに触れていないので、プレーに干渉はしていません。
 
相手DFおよびGKの選手のボールへのアプローチを身体でブロックしたという感じではないし、ゴールキーパーの視野を遮っているわけでもないので、「相手競技者に干渉した」と言い切れるだけの要素はなさそうです。
 
ですので、私の見解としては、「問題なし」つまり「ゴールは認められる」と思っています。
 
こんなお返事でよろしいですか?
 
 

 
2011/07/14(木) 23:34:14 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
さっそくのコメントありがとうございました。

オフサイドポジションにいたゴール前の日本人選手は確かにプレーに干渉はしていないと思います、でも男子の試合ならディフェンスが飛び込んでオーバーヘッドクリアをする場面をよく見ます!
そのイメージで見ると邪魔になっていたようにも思います。 
3点目の川澄のゴールの前のシュートはオフサイドっぽいでっすね(笑)

いつも勉強させてもらってます、質問したいことが山ほどあります、またよろしくお願いします。
2011/07/15(金) 09:12:39 | URL | トミー #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
 
 
>でも男子の試合なら・・・
 
男子の試合基準で見てはダメですよ~。審判は常に担当する試合のカテゴリーを意識してレフェリングすることが大切ですよ~。とっても難しいのですけどね。
 
>3点目の川澄のゴールの前のシュートはオフサイドっぽいでっすね(笑)
 
縦パスに反応して、ゴールキーパーと交錯した安藤選手はオフサイドだったのではないか、という国際映像の担当者の「ラインの見せ方」でしたよね。
 
システムの仕組み上、映像のラインはどうしても「足元」に引かれます。でも、実際のオフサイドラインは「肩や頭」の位置だったりするので、映像として表示されるラインは、あくまで「目安」として楽しみましょう!
 
私には、明らかなオフサイドの判定ミスと言えるようなレベルではないように見えました。オフサイドではなかったのかどうか。今回のプレーは、神のみぞ知る、というところじゃないでしょうか。(ある上級審判員の方がおっしゃってました。「疑わしきは・・・罰しない・・・。」と。)
 
>質問したいことが山ほどあります、またよろしくお願いします。
 
私でよければ、いつでもどうぞ(お手柔らかに)。私のわかる範囲で回答させていただきます。
 
あ、そうだ。今回のなでしこジャパンの試合は、たまたま録画していたのでご質問にお答えすることができたのですが、「この試合のこのプレーについて」というご質問をいただいても、確認する術がなく、お答えできない場合がありますので、その点だけご了承ください。
 
 
2011/07/15(金) 23:44:49 | URL | TOM3 #79D/WHSg [ 編集 ]
No title
ありがとうございました。
質問するときには具体的な状況をお伝えします♪

それと「疑わしきは罰せず!!」勉強になりました(^ー^)
2011/07/18(月) 21:21:49 | URL | トミー #79D/WHSg [ 編集 ]
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