3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
その位置にいることによって利益を得る … 2011 Referee Week in Review - Week 15 (米国サッカー協会) より


Referee Week in Review の Week 15 の内容を紹介します。 

http://www.ussoccer.com/News/Referee-Programs/2011/06/Referee-Week-in-Review-Week-15.aspx


上記のリンクをクリックして表示されるビデオクリップをご覧ください。

☆追記 映像が直接埋め込めることが判明しましたので、上記アドレスの映像を記事に埋め込んでおきます。

  




Week 15 の内容は大きく分類すると、「オフサイド」と「警告&退場」です。


まずは、最初のビデオクリップの内容から。


Week 13 では、「相手競技者に干渉する」に該当するプレーでしたが、今回の Week 15 は「その位置にいることによって利益を得る」に該当するプレーです。(先日の「近くて遠いゴール」の記事で簡単に説明していますが、もう少し丁寧に説明しておきます。)


競技規則 ガイドライン 第11条 オフサイド

定義

”第11条-オフサイド” の考え方により、次の定義が適用される。
(中略)
●”その位置にいることによって利益を得る” とは、既にオフサイドポジションにいて、ゴールポストやクロスバーからはね返ってきたボールをプレーするまたは既にオフサイドポジションにいて、相手競技者からはね返ってきたボールをプレーすることを意味する。



この ”その位置にいることによって利益を得る” という表現だと、例えばオフサイドポジションにいて、守備側競技者(例えばディフェンダー)が味方のゴールキーパーにバックパスしたボールをインターセプトした場合、「これってその位置(オフサイドポジション)にいることによって利益を得た」ことになるのでは?と初心者の方は勘違いをしてしまうかもしれないので、補足しておきます。

 
相手陣地内でオフサイドポジションにいても、相手競技者が「コントロール」したボールであれば、オフサイドポジションに関係なくボールをプレーすることができます。(オフサイドの反則にはなりません。)


”その位置にいることによって(結果的に味方からパスを受け取る形になったために)利益を得た”場合がオフサイド(反則)です。


今回のビデオクリップのプレーを確認します。


攻撃側選手がシュートしたボールをゴールキーパーがブロックし、こぼれ球がフィールド内に転がります。


そのこぼれ球を、シュートした選手とは別の攻撃側選手が追いかけますが、シュートの時点でその選手はオフサイドポジションにいたので、「その位置にいることによって(結果的に味方からのパスを受け取る形になったために)利益を得た」ので、オフサイドです。


厳密にいうとこのオフサイドポジションにいた選手がボールに触れる前に、守備側選手がボールをタッチライン側に出しているのですが、このオフサイドポジションにいた選手が守備側選手のプレーに影響を及ぼしている(相手競技者に干渉している)ので、「オフサイド」になります。



次に、2つめのビデオクリップの内容について。


手でボールを保持しているゴールキーパーの動きを妨げる行為は、競技規則で禁止されています。(なぜが、ゴールキーパーに対する反則のところではなく、ゴールキーパーの反則のところに書かれています。)


競技規則 ガイドライン 第12条 ファウルと不正行為

ゴールキーパーの反則

(中略)
ゴールキーパーが手でボールを保持しているとき、相手競技者はゴールキーパーに挑むことができない。
(後略)



この行為に対する懲戒の罰則は明記されていません。「ゴールキーパー(GK)へのチャレンジについて」の記事で日本サッカー協会が出している見解というか通達を載せていますので、そちらをご確認ください。


米国サッカー協会の見解としては、ゴールキーパーに挑んだ選手を、「反スポーツ的行為」で警告している主審の判断を支持しています。


で、報復として暴力的な振る舞いをしたゴールキーパーは「退場」ですね。(主審の判断を協会も支持しています。)


「イラッ」として思わず手を出しちゃったんでしょうけど、明らかに暴力的行為ですね。


ちなみに、以前、「ゴールキーパーに対する反則」の記事の中で、ボールを放そうとしているゴールキーパーに挑んだ場合は「危険な方法でのプレー」で、「その行為により明らかに負傷を引き起こす可能性がある場合、主審は競技者を警告する。」というガイドラインの定義に照らしてイエローカードの対象とすべきでしょう、ということも書いていますので、そちらの記事もご参考に。


☆ 関連記事 ☆

「ゴールキーパーに対する反則」

「ゴールキーパーの反則」

「ゴールキーパーの珍プレー」

「ゴールキーパーのハンドリング」

「ゴールキーパーのハンドリングの記事のおまけ」

「ゴールキーパー(GK)へのチャレンジについて」 

「◆ ゴールキーパーに関係するこのブログ内の記事を集めた記事」 



  

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