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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
たとえ倒されても笛が鳴るまでプレーは続ける・・・キリンチャレンジカップ(なでしこJAPAN vs オーストラリア女子代表)の試合から
 

録画してあった、なでしこJAPAN対オーストラリア女子代表の試合(2012.07.11)を観戦。

 

まずは審判団の紹介。

主審は、アビラミ・アバイ・ナイドゥさん(シンガポール)。副審1の崔 永梅さん、副審2の梁 建萍さんは中国。第4の審判員は、日本の女子1級で国際主審登録の深野 悦子さん。

 

深野 悦子さんは、2011年のFIFA女子ワールドカップでも主審を務められた方。

 

この試合において、主審によるイエローカードおよびレッドカードの提示はなし。

 

審判に注目してメモした部分を少し。

 

前半16分55秒付近。

澤穂希選手が相手ディフェンスの裏に飛び出してヘディングシュートした際に、オフサイドの判定。ノーマルスピードで見た時は、「微妙」だと思ったのですが、スロー映像を見る限りは「オンサイド」ですね。

 

ちなみに、前半30分47秒にもA2の梁 建萍副審がやはりオンサイドから飛び出してヘディングシュートした澤選手のプレーに対しても、オフサイドのフラグアップをしています。このとき、オフサイドポジションにいた大儀見(旧姓永里)優季選手がボールに触れていればオフサイドでした。

 

ただ、アビラミ・アバイ・ナイドゥ主審は、この時はオフサイドフラッグを採用せず、そのままゴールキックで試合を再開しています。(大差がないという判断か、澤選手はオフサイドではないという判断かは不明。)

 

後半19分14秒付近のお話。

 

ボールをキープしていたオーストラリア代表の15番(エミリー・ギールニク選手)に、宮間選手がスライディングしますが、ボールを奪えず、宮間選手はすぐ起き上がってプレーを継続します。宮間選手と囲むように位置していた日本代表の12番(矢野 喬子選手)がやはり同様にエミリー・ギールニク選手に対してスライディングをするのですが、そのとき矢野選手の両膝のところにボールが挟まります。

 

ボールを挟んだままの状態で立ち上がろうとしたところで、主審の笛。主審はファウルされたチームが攻めるゴールの向きを示す前に、「間接フリーキック」を表す合図(手を真っすぐ上に伸ばして上げる)を行なっています。

 

「危険な方法(自らを危険に晒す)でプレーした」という判断ですね。(過去記事「四つん這いのままプレーを続けたら・・・。」参照。)

 

TV放送がリプレイ映像からライブ映像に切り替わった時には、間接フリーキックが行なわれて、他の選手がボールに触れたあとだったため、既に主審の腕は下がっていたようですが。 

 

 

さて、以下は審判というより指導者目線で感心したこと。

 

まず最初の得点(PK)になった川澄選手のプレー。

前半24分13秒付近。ショートコーナーから川澄選手がドリブルでペナルティーエリア内に持ち込んだところで、相手選手にトリップされて倒れながらもまだボールをキープしようとしていていました。

 

もちろん、立ち上がろうとせずに倒れたままの状態でプレーを続けた場合は、先述の通り間接FKとなる反則となってしまいますが、ボールをキープしながら立ちあがってプレーを続けた場合は反則とはなりません(厳密には反則とはならない可能性が高い)。主審の笛が鳴ったので不明ですが、恐らくボールをキープしつつ立ち上がるつもりだったように感じます。

 

後半9分0秒付近の大儀見選手も、やはりペナルティーエリア内でトリップされて倒れますが、すぐに立ち上がってプレーを続けます。(倒されてから立ち上がるまでが非常に素早い!)

 

残念ながら、大儀見選手のほうはPKをとってもらうことができませんでしたが、大儀見選手をトリップして倒してしまったオーストラリアの7番(ケートリン・フォード選手)自身は、大儀見選手が倒れたのを見届けた瞬間、「しまった、日本にPKを与えてしまった」という感じでうなだれています。(本人はPKを覚悟したのを見てとれます。)

 

私個人としては、川澄選手のほうより大儀見選手のほうがPKかな、という感じがします。ま、そのあたりは主審の位置からどうみえて、その結果主審がどう感じたのか、というところなので、議論するつもりはないのですが。

 

なでしこJAPANの2人の選手が見せた「倒されても笛が鳴るまではプレーを続ける」という精神を子ども達が見習ってくれると良いなぁ、と感じたので、そのタイトルで記事にしておきます。

 

倒されて「ファウルじゃん!」と審判にアピールする選手ではなく、ファウルされて倒されようがへっちゃらでボールに喰らいついていくような、川澄選手・大儀見選手のような選手を育てたいですね、指導者としては。

  

  

最後に、この試合の公式記録はこちら

http://www.jfa.or.jp/national_team/match/2012/20120711kcc_w/schedule_result/pdf/m01.pdf


 ← これ、少年サンデーに数週に分けて連載されたものだと思います。これを読むと、川澄選手がなぜそこ(なでしこ)にいることができているのか、ということがちょっとわかるような気がします。



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