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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
同時にたくさんの選手交代を行う方法(第4の審判員ネタ)
  

 

表題の件については、過去記事 「審判勉強会に参加した時のメモから抜粋」 で簡単に紹介しているのですが、なでしこJAPAN対アメリカ戦(スウェーデン招待)の試合における同時に複数人の選手交代を行なう方法を見て、私達が普段行う試合とは選手交代できる数やアディショナルタイムの考え方が違う場合があるので、あまり参考にしないほうが良いですよ、というお話を書きます。

 

基本的には、第4の審判員の任務(交代手続きの援助)に関するお話ですが、第4の審判員を配置せず、持ち回りによる本部担当チームとして交代手続きの援助をする人もいると思いますので、紹介しておきます。

 

まず、先日行われたなでしこJAPANの試合でのシーンの説明から。 

 

アメリカ代表の4番が日本代表の17番を後方からスライディングタックルし、「ファウルタックルが不用意に行なわれた(=カード無し)」として、後半22分37秒にプレーを停止する笛を主審が吹きました。 

 

(なでしこJAPAN側がクイックスタートする気配がなかったので、) 

後半22分42秒に選手交代のために試合を停止する笛。  



交代ボードを使い1人づつ3人の選手交代を丁寧に実施し、すべての交代手続きを終えて後半23分34秒で試合再開の笛。

 

選手交代のために試合が停止されてから再開するまで52秒。

 

ちなみに選手交代に要した時間は、空費された時間としてアディショナルタイムに加算されなければならない、ということが競技規則で明記されています。(4種の試合などで、試合スケジュールの関係で「基本ランニングタイムで」という場合は加算しないケースもあります。)

 

ちなみに、選手交代の時にきちんと時計を止めても構いませんが、時計を再始動させるのをよく忘れるという人(実は私なんですが)は、

 

「選手交代1回につき 概ね15秒 加算」

 

と覚えておきましょう。

 

あるインストラクターから教わりました。ですので、両チーム合わせて後半に4回の選手交代が行われたら、少なくとも1分の加算が必要になります。

 

ちなみに、これからの季節特有の「飲水(給水)タイム」もアディショナルタイムに加算しなければならないことが通達にきちんと記載されています。(こちらは30秒~1分)

 

通達 「暑熱下でのユース以下の試合での飲水」 より抜粋

5) 30秒ないし1分程度ですばやく飲水させ、選手にポジションにつくよう指示して、なるべく早く試合を再開する。飲水に要した時間は、「その他の理由」により空費された時間として、前、後半それぞれに時間を追加する。

 

この通達は、日本サッカー協会のHPにはUPされていないので、いつも利用させてもらっている、(社)青森県サッカー協会審判委員会 のHPのアドレスを紹介しておきます。こちら

http://www.geocities.jp/arbitro1116/pdf/2011/11_notice_drinking_No2_youth.pdf 

 
 

話を元に戻します。

 

先日のなでしこJAPANの試合は、普通の国際Aマッチなので競技規則に書かれている通り、最大6人までの選手交代が認められていました。(ワールドカップは3人まで)

  

私達が担当する3種や4種の試合などでは、リエントリーを含む自由な選手交代であることが多く、一度に大量の選手交代が行われることもしばしば起こります。

 

そんな時に、OUTになる選手の番号を覚えておき、アウトオブプレーのタイミングを見計らって主審に声をかけたのは良いのだけれど、なかなかアウトオブプレーにならなかったので「あれっ、OUTになる選手は何番だったっけ?」となったことはありませんか?

 

試合を止めてから本部の交代管理表を見直しに行ったり、あるいは IN する選手にもう一度聞いて伝え直したりしていては、「円滑な交代手続きの援助」ではなくなってしまいます。

 

そうならないようにする上手い方法があります。

 

それは、

「INする選手に自分の代わりにOUTとなる選手の番号をそれぞれコールさせる」

です。

 

IN する選手にOUTする選手の番号を叫ばせて構わないそうです。(これもインストラクターから教わったものです。)

 

この時主審のほうで気をつけなければならないのは、OUTする選手がそれぞれいろんな場所からフィールドの外に出ると、人数の管理がややこしくなるので、本部前に大勢の交代要員の姿が確認できた場合は、

 

「全員ハーフウェーラインのところから(フィールドの)外に出ましょう!」

 

と声をかけて、自分が管理しやすいように仕向けると同時に、自分も IN/OUTがしっかり確認できるように、できれば本部前まで足を運ぶほうが良いでしょう。 

 

そして第4の審判員と協力して、OUTになる選手を全員フィールドの外に出してから INになる選手を一斉にフィールドに入れれば、人数の把握/管理が容易になります。(バラバラに動かれると、スローインするためや飲水するために一時的にフィールドの外に出た選手の動きと重なった場合に訳が分からなくなりますので。)

 

もちろん、しっかり交代管理ができるのであれば、どんなやり方でも構わないのですが、こういうやり方もありますよ、ということで。

 

ちなみに、選手交代をするタイミングですが、スローイン/ゴールキック/コーナーキックの場合は、あまり神経質になる必要はないと思います。しかし、ファウルでプレーが停止した場合、ファウルされたほうのチームのクイックスタートする権利(チャンス)をファウルした側の選手交代で潰してしまわないよう、第4の審判員は少し配慮しなければなりません。

 

 

☆ 関連記事 ☆

「審判勉強会に参加した時のメモから抜粋」 

「飲水(給水)タイムのとりかた(の例)」

「飲水(給水)タイムの際に選手交代は可能」 

「飲水タイムや選手交代などオフィシャル系の試合停止後は、笛の合図で再開しましょう」

「審判時の積極的な給水と、給水タイム中の監視項目など」



 

 
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