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3級審判員の悩める日々
とあるサッカースポーツ少年団の指導者で、かつサッカー3級審判員である私のサッカー三昧な日々
オフサイドか否か(その1、シュート系のボールに対するアプローチ)


 

競技規則のガイドライン側に、オフサイドに関する14枚の図について解説がされています。代表的なシーンの図解集で、オフサイドと判断されるケースが7枚、オフサイドではないと判断されるケースが7枚掲載されています。

 

分類すると、「プレーに干渉したかどうか」に関するものが5枚、「相手競技者に干渉したかどうか」に関するものが4枚、「その位置にいることで利益を得たかどうか」に関するものが5枚となっています。

  

そういえば、これらの図について記事にしていませんでした。

 

これらの14枚の図を1つ1つ記事にすれば、14本の記事が書けるのですが、状況は似ているのにほんの少しの違いでオフサイドになったりならなかったりするので、個別に解説せずテーマでまとめてセットにして解説してみたいと思います。

 

1)シュートされたボールへの反応

2)DFの裏にスルーパスでだされたボールへの反応

3)その他

の3つに分類してまとめておきます。

 

なお、これらの記事を読むにあたって、「オフサイド」のルールがいまいち解っていない、という方は、あらかじめ過去記事

「オフサイド(あくまで審判初心者の方むけの解説です)」

をお読みになっておかれると、理解しやすいかもしれませんので、紹介しておきます。

 
 

ということで今日の記事では、シュートされたボールがゴールに入った場合、およびゴールに入らずこぼれた場合に注意しておかなければならないことを確認します。

 

基本的な考え方としては、シュートの段階でシュートを放った選手の味方競技者がオフサイドポジションにいた場合は、非常に注意深くプレーを監視することが必要になります。

 

そのシュートの時点でオフサイドポジションにいた選手が

ボールに触れてシュートの軌道を変化させなかったかどうか。(プレーに干渉する)
GKなど守備側競技者がシュートされたボールにアプローチするのを身体を接触させて邪魔したり、(ボールに重なるように)視野に入って邪魔をしなかったかどうか。(相手競技者に干渉する)
GKなどの相手競技者やゴールポスト、クロスバーから跳ね返ったボールを直接受け取らなかったかどうか。(その位置にいることで利益を得た)

をしっかり見極める必要があります。

 

ではガイドラインに書かれている図を紹介し、補足的な説明を入れておきます。図の中に書かれている競技規則の文章もチェックしてください。

offside_chart_01.jpg

シュートがオフサイドポジションにいた選手(A)に当たっているので、アウト(オフサイド)となります。

 

ジャンプ1番飛び越えてボールに触れなかった、という場合はセーフでゴールが認められなければなりません。それが2番めの図のケースと同じです。(2番の図はオフサイドポジションにいた選手の真横をボールが通過しているイメージになっていますが。)

offside_chart_02.jpg

1と2のケースでは、GKよりゴール側にオフサイドポジションの選手(A)がいるのですが、GKとの位置関係が逆転すると、GKの視野に入ってボールの軌道を見えなくしてしまう「効果」が生まれます。この場合、競技規則上、相手競技者に干渉したことになりアウト(オフサイド)となります。それが6番の図です。

offside_chart_06.jpg

しかし、GKよりもボール側にオフサイドポジションの選手がいても、ボールの軌道にまったく関係ない場所であればオフサイドにはなりません。7番の図がそれに該当します。 

offside_chart_07.jpg

7番の図のケースは、シュートされたボールがそのままゴールに入っていることを想定しています。では、GKやゴールポスト、クロスバーに当たって跳ね返ってきたボールを、シュートの時点でオフサイドポジションにいた選手(A)が触れた場合は、どうなるかというと、「その位置にいたことで利益を得た」ことになり、アウト(オフサイド)となります。それが10番の図です。

offside_chart_10.jpg

オフサイドポジションにいた選手の番号が(B)になっているのと、GKから見て右側に移動していますが、状況的には7番の図のこぼれ球を拾ったのと同じです。 


ゴールキーパーが前に飛び出していて他の守備側競技者がゴールマウスを守っていて、その守備側競技者の意図的なセーブによって跳ね返ったボールに対し、既にオフサイドポジションにいた攻撃側選手がボールに触れてもやはりアウト(オフサイド)となります。それが11番の図です。

offside_chart_11.jpg



では、10番の図の状況に似ているのですが、オフサイドポジションにいた選手の前にボールが転がったのだけれど、ボールに触れたのはシュートの時点でオンサイドにいた別の選手だった場合はどうなるか、というのが12番の図です。

offside_chart_12.jpg
 

ただ、この場合は攻撃側(B)の選手と攻撃側(C)の選手の間にいる守備側選手がボールにアプローチするのをオフサイドポジションにいた(C)の選手が身体を接触させて妨げた場合には、「相手競技者に干渉」したことになり、オフサイドになります。

 

この「相手競技者に干渉」については、明後日の記事で詳しく解説する予定です。

 

跳ね返りはGKに限らず、DFでも起こり得ます。それが13番の図です。

offside_chart_13.jpg

※ただし、守備側競技者が「意図的にプレー」(「意図的にセーブ」ではありません)したボールの場合はオフサイドにはなりません。


ということで、「シュート系のボールが放たれた場合に注意しなければならない(想定しておかなければならない)オフサイド」という括りでまとめてみました。

 

その2、スルーパス系のボール に続く。

 

(2015.01.30 追記。2014年度版よりオフサイドの定義が一部見直しとなって、競技規則に新たに1枚の図が追加されたため、この記事を修正しました。)


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